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実は鬼のように燃費が良いガイシャ最新事情

これまでも初代プリウス VS ポロ、RX450h VS トゥアレグなどの燃費対決を実現してきたSPA!燃費調査隊。今回の我々の標的は、最新のボルボS60を筆頭に、アウディA5スポーツバック、シトロエンC5の3台。心ゆくまで燃費対決を堪能しました!   いまだに「ガイシャは燃費が悪い」と思ってる下流読者諸君、こんにちは!  実は最近のガイシャは、鬼のように燃費が良かったりする。その中核はハイブリッドではなく、「小排気量直噴ターボ」であります。  なにをかくそう私自身、最近シトロエンC5という超高級ガイシャを買いましたが、これがなんと、平均でリッター14km近く走っている。我が大和(ド中古で買った初代プリウス)がリッター19kmくらいだから、そんなに変わらんぞ?  国産同クラスの高級セダンは、せいぜいリッター10km。クラウンハイブリッドやフーガハイブリッドだって、平均したらリッター12〜13kmくらいっきゃ走らん。高級車の分野では、今や国産よりヨーロッパ車のほうが燃費がいいんだよ!  しかも我がエグゾセ(シトロエンC5)、カタログ燃費はたったのリッター10.2km。それで実際には14くらい走るわけだ。国産車の場合、実燃費はカタログ値のせいぜい6割だけど、ガイシャは実燃費のほうが良かったりする!  それは国産車が、日本のカタログ燃費(10・15モード)に合わせてチューニングしてるからプリウスのリッター38kmなんて、公道じゃ絶対無理だもん。一種のホームタウンディシジョンですな。だからカタログだけ見ると、「ガイシャは燃費悪い」って思っちゃうんだけど、実際はそうでもないわけ。  と言われても信用できないかもしんないので、今回は3台のガイシャ(直噴ターボ)を集めて、実際に燃費を計測してみました(つづきを読む) SPA! AUTO CLUB Vol.682 驚異のリッター18km!ガイシャってこんなに燃費がイイの!? VOLVO vs CITROEN vs AUDI MJブロンディ=文 池之平昌信=写真 SPA!燃料調査隊(MJブロンディ、流し撮り職人、安ド二等兵、本誌K)
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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