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アンジュルム5.26武道館公演【ワンマンライブフォトレポート】

アンジュルム

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 以前こんな記事「スマイレージにみる『アイドルと物語性』」(http://nikkan-spa.jp/624476)を書かせていただきました、普段はゲームを作ったりシナリオを書いている結城と申します。その縁もありまして、今回、5月26日に日本武道館で行われたアンジュルムの「アンジュルム STARTING LIVE TOUR SPECIAL @日本武道館『大器晩成』」のリポートを仰せつかりました。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=862382

◆アイドル界で今年一番のドラマチックな展開を見せたアンジュルム

 スマイレージ初の武道館公演以降、ファンを驚かせたスマイレージから「アンジュルム」への改名、三期メンバーの加入という一大転機を迎えながらも「大器晩成」という名曲を手に入れ、今年まさに怒涛の展開を見せていたこのグループ。

 今回の武道館公演直前に、スマイレージ時代から屋台骨を支えていた初期メンバー・福田花音がアンジュルムおよびハロー!プロジェクトを秋に卒業することが発表されました……ここに来てもやはりドラマがある! 本当に目が離せないグループです。

アンジュルム そういった前段を踏まえつつ、始まったステージは、先述の「大器晩成」からスタート。続けてカップリングの「乙女の逆襲」、さらに「ミステリーナイト!」とスリリングな曲を連発攻勢で、4曲目にはスマイレージの1stメジャーシングルにしてアンセム「夢見る 15歳」をぶつけてきます。ここでさらに会場のテンションも一段階上がり、「イヤフォンで!」コールもバリ炸裂し、序盤からガッチリ客の心を惹いていきます。

 最初のMCでは、三期メンバーが武道館への想いを(相川、佐々木は涙をにじませ)語り、その後は福田が一人残り、改めて卒業について語りました。ここでちょっとしんみりしてしまうのですが、そのMCから続けて、福田が魔法使いとなり、ほうきにまたがって空を飛ぶという曲振り一人芝居へとジョイント。さすが“甘さと毒の共存こそマロテスク”といったところでしょうか。

 この曲振りは、7/22発売のニューシングルに収録される「魔法使いサリー」へ繋がります。これは、アンジュルムがアンバサダーを務めるアニメソングカバーコンテスト『愛踊祭~あいどるまつり~』の課題曲としてカバーすることとなった一曲で、今回が初お披露目。この日は同盤に収録される「臥薪嘗胆」「七転び八起き」といった新曲も歌われ、トリプルA面シングルになることも発表。今後のアンジュルムへの期待感も充分に感じさせる内容でした。

アンジュルム 中盤は「どうしよう」を竹内朱莉・田村芽実・佐々木莉佳子、「シューティングスター」を和田彩花・相川茉穂、「夕暮れ恋の時間」を福田・中西香奈・勝田里奈・室田瑞希という編成で展開。特に「夕暮れ恋の時間」は、福田パートの一番サビから、二番飛ばして同じく福田パートの三番サビへと繋ぐ“福田エディション”的構成で思わずほっこり!

 クライマックスはこの日のためのスペシャルメドレー「初恋の貴方へ」→「パン屋さんのアルバイト」→「プリーズ ミニスカ ポストウーマン!」→「ドットビキニ」→「ヤッタルチャン」→「スキちゃん」という息もつかせぬ固め打ち後、コール煽りからの「私、ちょいとカワイイ裏番長」!「ちょいカワ」コールで観客もアクセルベタ踏み全開モードへ突入し、ラストまで一気に駆け抜けていきました。

 そして、アンコール後のラストMCでは、11/29に福田の卒業公演を、同じ武道館で行われることが発表され、場内に「いよいよか……」という空気が広がりましたが、リーダーの和田が11/29もこの日と同じ充実した空間を作ることを宣言し、あえて同期である福田へかける言葉は出さず(気持ちは内に秘めて、だとは思います)、あくまで武道館をもう一度成功させるという決意をひしひしと感じ、自分としてはその力強さと気高さに感じ入るばかりでした。“天使の涙”ならぬ“おっさんの涙”がこぼれ落ちんばかりでしたよ!(単番ボッチだったのでこらえました)

 オーラスは1曲目と同じ「大器晩成」。ここまで来ると、もう聴こえ方が最初と違います。ステージ上はこの公演をやりきった多幸感に満ち溢れており、まさに大団円で終幕となりました。

 次は7/22の新曲、そして11/29の武道館へと道は続いていきます。この先、またどんなドラマを展開するのか……アンジュルム、これからもついていきます!

【セットリスト】

01:大器晩成
02:乙女の逆襲
03:ミステリーナイト!
04:夢見る 15歳
05:地球は今日も愛を育む
06:魔法使いサリー
07:天真爛漫
08:ねぇ 先輩
09:ショートカット
10:チョトマテクダサイ!
11:どうしよう(竹内・田村・佐々木)
12:シューティングスター(和田・相川)
13:夕暮れ恋の時間(福田・中西・勝田・室田)
14:嗚呼 すすきの
15:私の心
16:スペシャルメドレー~初恋の貴方へ→パン屋さんのアルバイト→プリーズ ミニスカ ポストウーマン!→ドットビキニ→ヤッタルチャン→スキちゃん
17:私、ちょいとカワイイ裏番長
23:好きよ、純情反抗期。
24:有頂天LOVE
25:同じ時給で働く友達の美人ママ
26:臥薪嘗胆
~アンコール~
27:七転び八起き
28:大器晩成

【結城昌弘】
ゲーム開発会社・株式会社プラネットG(http://planetg.jp/))所属のプロデューサー/シナリオライターでありDD。近作はニンテンドー3DS「ヒーローバンク(http://herobank.sega.jp/)」シリーズでシナリオを担当。現在鋭意新作準備中

<撮影/西田周平>




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