円形脱毛症は病気だと認めてほしい!患者会が活動中
円形脱毛=10円ハゲだと思ったら大間違いだ!――声高らかに叫ぶのは、日本円形脱毛症コミュニケーション(JAAC)の面々。“円形”のイメージから10円ハゲを想像しがちだが、頭髪全部が抜けたり、まだら状に抜けたりと円形なんてカワイイものではない場合も。また、睫毛や眉毛、全身の毛が抜けることもあり、一口に円形脱毛症といっても症状はさまざまだ。カツラも高いものは50万円以上もするが保険は適用されないと、JAAC理事長・岡田幸雄氏は嘆く。
「患者さんのほとんどがカツラを使用しますが、数年で傷むので買い替えが必要で、かなり費用がかさむ病気なんです。加えて、国から研究費をもらえていないため、治療の進展も難しいのが現状です」
円形脱毛症という病気の深刻さを国に理解してもらうべく、今まで集めた署名は約1万2000人。
「デリケートな病気ゆえ、患者さんたちもカミングアウトしたくてもできない。余計に病気の実情が世の中に認知されないんですよね」
ぜひオンライン署名にご協力を。
⇒http://www.jaac.info/main/
取材・文/朝井麻由美
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