遠野なぎこの「電話相談」、有料にした理由を本人が語る
「一日に10本の予約を受け付けていて、それが満杯ですから一日3万円ぐらいの売り上げになります。でも、事務所に所属しているし、予約受付のシステム会社も利用しているので、私の手元に残るのはごくわずか。それでいて結構ハードです。事前にもらったメッセージやお手紙を読んで、“相談用ノート”にまとめて、電話中も漏らさず相談者の言葉をメモするようにしていたら、腱鞘炎のようになった。個人情報が絶対に漏れないように大きなシュレッダーも自分で買った。これでビジネスになります? なるのなら、便乗する人が出てきますよね? 本当はこころの電話を始めたら、『私も手伝うよ』っていう人が少しは現れると思ってたんです。ところが、ゼロ(苦笑)」
実は、有料にした理由はもう一つある。遠野の実体験に基づくものだ。
「メンタルが弱っている人は心の優しい人ばかり。だから、電話をかけても『私なんかのために……』って遠慮して言いたいことが言えなかったりするんです。もし私だったらお金を取ってもらったほうが話しやすいと思って有料にしました」
そんなこころの電話は好評だ。8月前半まで予約はいっぱいで、キャンセル待ちも相次いでいる状態なのだ。……こころの電話に対する理解が広まることを祈りたい。
※このインタビューは週刊SPA!8月4日号の「今週の顔」から一部抜粋したものです
【遠野なぎこ】
’79年生まれ。’99年にNHK連続テレビ小説『すずらん』でヒロインを演じるなど、女優として活躍する傍ら、ブログ等で過食嘔吐や強迫性障害を告白。『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』(ブックマン社)などの著書がある
撮影/八尋研吾
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『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』 幼少期に母から受けた傷…女優・遠野なぎこが摂食障害、醜形恐怖を綴る衝撃の一冊
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