「馬喰町」古問屋街のパッとしない印象(?)からオシャレなアートの街に変貌
「ブルーボトルコーヒー」が清澄白河に日本1号店を出したとき、なぜ?と思った人もいただろう。しかし、今や、東京の東半分は「ハイセンス」な街へと変貌しているのだ。街と人、ライフスタイルの変化を探ってみた。
都内屈指の小間物繊維問屋街であるこの周辺。大半の人にとっては「『ばくろ』って読み方が難しい」「地下駅の構造がわかりにくい」くらいの印象だろうが、ここは「アート」志向に変貌中。
「’00年代はアート・デザイン・建築の複合イベント『セントラルイースト東京』で名を馳せ、ギャラリーやショップが増えました。アガタ竹澤ビルという建物には、面白いお店が集まっています。例えば1階には山形の食材を使った定食を提供し音楽イベントも定期的に開催する『フクモリ』があり、3階には『MARKTE』(マルクト)というドイツ雑貨のお店が入っています」(Webサイト「東東京マガジン」編集長・今村ひろゆき氏)
そのため若い世代には「こじゃれたアートの街」「ギャラリーが街中にフツーにある感じが好き」なんて思われており、古い問屋街も「プロのための街っぽくて良い」「ショーウインドーの鞄を見るのが好き」と好意的に受け取られている。今や「馬喰町のギャラリーを覗くだけで『それっぽい感』を醸し出せる」なんて声も。
― 東京の下町が「イースト・トーキョー」になっていた ―
イースト・トーキョーの第2期ムーブメントを起こしているのはココ!
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