「清澄白河」がカフェがひしめく激戦区になったワケ
東京の東半分、台東区・墨田区・江東区エリアが「ハイセンス」な街へと変貌している。街と人、ライフスタイルの変化を探ってみた。
<イースト・トーキョーの第2期ムーブメントを起こしているのはココ!>
「昔は材木屋が多く、木材を倉庫で加工し、水上交通で運び出すような場所だった」(台東デザイナーズビレッジ村長の鈴木淳氏)という清澄白河。
それが最近は「ブルーボトルコーヒー」「アライズコーヒー」「fukadaso(深田荘)」など、人気のカフェがひしめく激戦区として話題を呼ぶことに。
「そうしたカフェのいくつかは、元材木屋の倉庫などを店舗に活用しているのが特徴ですね。ブルーボトルコーヒーも、ロースターを設置することから『天井が高くて周囲に住宅がなく、匂いが出ても大丈夫な場所』として、この地にたどり着いたそうです」(鈴木氏)
古くからある建物が形を変えて使われていることもあり、カフェ前の若者をキャッチすると「街がオシャレに変わっていっても、下町の心は残っている」とのこと。
「休みの日は東京都現代美術館とコーヒー屋巡りでのんびり」なんて暮らし方をする人も多く、庭園も公園もあるハイソで落ち着いた地域だ。ただ、家賃の上昇も進み、最近ではサードウェーブ男子の移住にはやや敷居が高めか。
― 東京の下町が「イースト・トーキョー」になっていた ―
【清澄白河】元材木倉庫街という利点を最大限に生かし、コーヒーの街に
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