30代キャンプ好きおっさんの野外マウンティング。使うグッズで見える自己顕示欲が“痛い”
「男の趣味」といえばキャンプ。テント設営などで重労働したあと、大自然の開放感に浸りながらビールをグビグビとやれば、何よりのリフレッシュになることだろう。
その“非日常感”が忘れられず、どっぷりとハマっていく中年男性が少なくない。特に、会社で上司と後輩の板ばさみ状態になる30代サラリーマンにその傾向は顕著だ。稼ぎがそこそこよくなったこともあり、使い勝手の良い道具、機能性に優れたファッションなど、様々なこだわりが生まれ、その道を極めることに邁進。
休日も一人で山に出かけては、自然との一体化につとめている。そんな男たちが、もしワイワイしたいキャンプ初心者と行くとどうなるのか。想像に難くないが、やはり様々な「マウンティング」が存在するよう。そんな体験談を都内男性会社員に聞いてみた。
キャンプをするにはまず道具が必要。そこには本格的な登山ブランドから、カラフルでデザイン性を重視したものまで幅広くあるが、キャンプにこだわるおっさんたちは並々ならぬこだわりを見せる。
「自分はキャンプ道具を持っていなかったので、とりあえず最初は椅子だけでも買おうと思い、近くのホームセンターで”コールマン”のものを買ったんです。そしてキャンプ当日、おろしたてということでワクワクしながら取り出したら、5年ほどキャンプにハマっている同僚がニヤつきながら『今は”ヘリノックス”がコンパクトに収納できるしデザイン的にもオススメ。コールマンは初心者が買うブランドだよ』と言ってきたんです。それからこいつのFacebook投稿は非表示に変えました」(33歳・男・IT)
「僕はそこまでキャンプをしないので、道具はなるべく安く済むに越したことはないと思うタイプ。特にクーラーボックスは、ドン・キホーテで買った2000円ぐらいのノーブランドのものなんですが、キャンプにハマっている上司が持ってきたのが“YETI”というブランド。何でも『グリズリーに襲われても蓋が開かない代物』らしく、お値段が約4万円。上司はカナダでもキャンプするんですかね…」(32歳・男・サービス)
道具編~「コールマンは初心者」
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