2011年[財界・迷言大賞]はオリンパスの笑える言い訳
―[2011年迷言・珍言グランプリ]―
「やっぱり天罰だと思う」「流れでお願いします」など、2011年もいろんな人がいろんな場面でいろんな迷言・珍言を吐きました。というわけで、政治家たちの発言から、三面記事的事件の容疑者たちのコメントまで、全部まとめてご紹介。爆笑&苦笑しながら激動の2011年を振り返ろう!
【政治・経済部門】
◆「書いたらその社は終わりだから」と言い放つも……
失言が元で職を辞した人も。なかでもインパクトが大きかったのは松本龍復興担当相(当時)。宮城県を訪れた際、村井嘉浩県知事が出迎えなかったことに立腹、会談の最後に「お客さんが来るときは自分が入ってから呼べ」などと叱責した後、取材陣に向かって「最後の言葉はオフレコです。いいですか。書いたらその社は終わりだから」と発言して問題に。記者に問い質されて「(自分は)九州の人間なので語気が荒い」「B型なので短絡的」って、そら九州人もB型の人も怒るって。笑えるのは後日、高校野球宮城県大会開会式に出席した村井県知事が取材陣に「これだけ取材して小さく扱う社は“終わり”だからね」。きっついシャレだわ~。
松本氏の後任を務めた平野達男氏は津波の被害について語ったなかで「私の同級生みたいに逃げなかったバカなやつがいる」と発言。非難の声があがる一方で擁護派も現れ、辞任には至らなかった。
震災関連では、楽天会長兼社長の三木谷浩史氏がツイッターに、経団連の「電力業界を保護しようとする態度が許せない」から、「そろそろ経団連を脱退しようと思うが、みなさんどう思う?」とつぶやいたところ、「新日本経団連を立ち上げては?」とのコメントが寄せられた。それに対する三木谷氏の返事が「I agree!」って……。さすが社内公用語を英語にしただけのことはありますな。
経済関連からもうひとつ、先頃露呈したオリンパスの損失隠し問題でも迷言が。内部告発をした英国人元社長によると、過去の損失隠しを菊川剛会長・森久志副社長(ともに当時)に問い合わせたところ返ってきたという一言が「君が忙しかったから知らせなかった」って何のこっちゃ!? で、結局はより大ごとになっちゃったんだから、情報公開って大切だよね。
― 2011年[迷言・珍言グランプリ]【3】 - ハッシュタグ