2011年問題はこうして解決した【とちおとめの場合】
『週刊SPA!』11年1月18日号で、“とちおとめ”の品種登録期限が’11年内に満了し、“栃木のいちご”ではなくなるという“2011年問題”を取り上げた。その問題とは以下の通り。
国内で生産されるいちごの生産量の約3割を占める“とちおとめ”。この栃木を代表するブランドいちごに、11年11月、品種登録の期限満了という危機が。今までは栃木県の許諾を得た者しかできなかったとちおとめの生産が、誰でも自由にできるようになる。ブランド価値崩壊が懸念されていた。
この問題、その後どうなったのか?
「先日、新種『栃木i27号』の登録を申請しました。今は愛称募集中で、数年以内に店頭に並ぶでしょう」(県経営技術課)
なんと、期限満了と入れ替わりできっちり新種を開発していたというあっぱれな結末。“栃木のいちご”ブランドは守られたのだ!
※週刊SPA!12/26発売号「やっぱり2012年問題がやって来た」より
取材・文/週刊SPA!編集部
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