もはや駅弁を食べない!? 駅弁マニアの一風変わった楽しみ方「チラシ飲み」とは?
世界一の鉄道乗客数を誇る日本には「駅弁」という食文化がある。この文化、なんと世界的に例がなく、ほとんどオンリーワンのもの。旅に出て食べるもよし! 駅弁大会で買うもよし! 誇るべき駅弁文化を、食欲の秋に堪能しよう。
駅弁愛には多々あるが、駅弁好きとして知られるライターの安田理央氏の駅弁愛は一風変わっている。
「駅弁好きには大きく分けて2種類います。まず、鉄道ファンから始まって駅弁に関心が向いた人。このタイプは、駅弁を鉄道との関係性で捉えます。『駅弁は現地で食うべし!』と叫ぶタイプです」
安田氏は、そうした「鉄分」(鉄道ファン濃度)が高めの駅弁好きを評して「駅弁右派」と呼ぶ。そしてその逆にいる自分を「駅弁左派」とカテゴライズする。
「そもそも駅弁よりも『京王駅弁大会』というお祭りが好き。駅弁大会に通っている人たち同士で情報交換をしているうちに面白くなってきて、他人が買っていないような駅弁を“発掘”することに価値を見いだすようになったんです」
そんな論理を突き詰めたあげく、氏が辿り着いた境地は悟りのよう。
「たくさんの駅弁を比べ、論じられる環境が好きだと気づいてしまったら、駅弁大会で実際に駅弁を買わなくていいんじゃないかと思ってしまったんです」
京王駅弁大会をこよなく愛すマニアが楽しむ“チラシ飲み”
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