更新日:2017年12月07日 13:19
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“ソーシャル親友”アピールする40代おっさんたちがウザい

 誰しもが少なからずは持っている自己顕示欲。会った人に自分の印象を植え付けたいなどと、純粋に交友関係を広める目的においては必要性がありそうだが、多くの知人の目にさらされるネット上となると、それは違った様相を見せる。  かつてはリアルの場でのみ繰り広げられていた“人脈アピール”。Facebookを代表とするSNS、NewsPicksなどのキュレーションメディアが全盛の今日、ネットでの人脈アピールはリアルの場以上に激しく展開されている。  特に、こうしたアピールが顕著なのがFacebookのアクティブユーザーと言われる40代男性。20年以上にわたりキャリアを積み重ねた結果、多くの人と知り合い、若者から遅れること数年、SNSという武器を手に入れた彼ら。年下の若者たちからも見られるSNSという場だからこそ、彼らはこれでもかとばかりに自己顕示欲を露呈してくる。  だが、そんなおっさんたちの“人脈アピール”だらけのタイムラインに辟易してSNSを更新しなくなった若者たちは、彼らの投稿を冷笑気味に観察していた。日頃、Facebookやキュレーションメディアに触れる機会が多いIT業界の20~30代の会社員にウザい“ソーシャル親友”アピールについて話を聞いた。

1.専門業界の人とつながっているアピール

「ヤフトピで掲載されている経済ニュースの裏事情を知っている風に『元経済産業省の○○さんと先日会食でこの話題になりましたが、日本政府にもこの問題にかんしては動いているらしく…』と、ナマの情報を掴んでいることをシェアした元会社の上司。でも肝心の答えは言わないから、こちらとしては無駄な文字を頭に入れてしまったわけです」(35歳・ライター・男性) 「VRネタや医療ネタなど、難解な知識を要するテクノロジー系のニュースをあえてシェアして、その分野の専門家と知り合いであることをアピールするのは40代に多い。まあそれだけ長く仕事をしていたら知り合いも増えるだろうけど、それを全世界に発信するなよ(笑)」(32歳・エンジニア・男性)
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人脈をアピールや著名人のタグ付けなどもウザい
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