コドモな年下上司の操縦法
―[明日は我が身の[年上部下]の本音]―
若っ!! 浅っ!!――仕事はできようとも、人生経験のなさは隠せない
◆本人23歳×年下上司21歳(携帯電話販売)
「チェーン店の寿司屋に恩着せがましく、連れてかれても……」
新卒で入社した会社がベンチャー企業だったこともあり、2歳年下の高専卒の男性が直属の上司になったという原口洋子さん(仮名)。上司は若さと勢いを武器に仕事をバリバリこなすタイプだが、仕事が立て込んでくると、理不尽な八つ当たりが増えるのだそう。
「書類にちょっとした誤字脱字があっただけで、『大卒なのにこんな漢字も書けねぇのかよ』みたいにイヤミを言ってくるんです。でも仕事の調子がいいときは、『さすが大卒だね』みたいに褒めてくるし。とにかく性格がコドモなんです」
あるとき、「頑張ってくれたからいいお店に連れて行くよ」と、ごちそうしてもらえることになったのだが、向かった先は一カン150円のチェーンの寿司屋だった。
「しかも『回ってない寿司屋って緊張するでしょ。大丈夫だから』とか、得意げに言ってくるんです。さすがにイラっときましたけど、彼は褒めておけば上機嫌なので、『お寿司自体ぜんぜん食べたことないですよぉ』って、大げさに喜んでおきました。ある意味、すごく扱いやすい上司なんですよね」
相手はコドモだと一度認めてしまえば、年下上司との接し方は一気に楽になるのかも。
― 明日は我が身の[年上部下]の本音【5】 ―
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