女子がドン引きした、27歳イケメンの「猫ファースト」すぎる部屋。深夜に悲劇が…
空前の猫ブームが続いている。Twitterのタイムラインでは猫がおかしな仕草をしている動画がアップされると、思考停止的にリツイートする猫クラスタが後を絶たず、時にはたった猫一匹で何万リツイートも稼ぎ出す“インフルエンサーキャット”すら生まれている。
たとえ、それが“パクツイ”にまみれていたとしても、猫クラスタにとっては「ニャンのその」である。
本記事は、そんな“猫クラスタ”の男にたまたま出会ってしまったばかりに悲劇が訪れてしまったある女性の告白である。
東京都在住の菅谷なつみさん(仮名・24歳・昭和女子大中退・渋谷区在住・アパレルショップ店員・年収310万円)が、世界最大のマッチングアプリTinderで赤井健太郎くん(仮名・27歳・兵庫県立K高校卒・同志社大学政策学部卒・台東区在住・地方上級公務員・年収430万円)と知り合ったのは今年4月のこと。
高橋一生似の優しそうなルックスと、ちょっぴりSっぽいがテンポの良い関西弁のやり取り。なつみさんは第一印象から彼に興味を抱いた。
マッチングしてから3往復程度で送られてきた「今度飲みに行こ!」という彼からの誘いには飛びつきたいほどだった。しかしここで一つの問題が。なつみさんは子供の頃からの猫アレルギー。Tinderの赤井さんのプロフィールの三枚目の写真に掲載されていた飼い猫の写真を見て、「うわぁ、猫好きか……」と少しばかり懸念を抱いたのだ。
「それでも誘いに乗ったのは、やはり彼がタイプど真ん中だったから。会えばなんとかなるかと思ったんです」
「彼が初アポイントメントの場所に指定したのは猫の街・谷中でした。街の至る所で野良猫に出会えることで有名な下町なことくらいは私も知っていました。実際に顔を合わせて見ると、写真詐欺はなく、透明感のある肌と、エディフィスやアローズで買ったと思われるクセのない無地の白シャツにデニムを合わせたコーディネイトに好印象なのは変わりませんでした」
赤井くんは谷中に着くなり、道ばたで日向ぼっこをする猫を見つけるといきなり駆け寄ったという。
「『こんにちは~』と猫なで声で話しかけていました。そんな訪問者に慣れているのか、逃げもせずどっしりと構え、プイと横を向くトラ猫。そんな猫に『このツンデレ感がたまらんなあ……』と鼻の下を伸ばすのが一瞬目に入り、あれ?と最初に違和感を抱きました。それからニャンだこれは!と思うことの連続で……」
彼はまるでなつみさんのことはまったくと言っていいほど目に入っていない様子だったという。
「その後、商店街を歩き、猫グッズを扱うショップに入ると『これうちのチェルシーちゃんにそっくりやん』『いやチェルシーちゃんのが可愛いなあ』とこれまた私そっちのけで愛猫について自問自答をし始めました。それを半歩下がって見る私。ヒマだったので、たまっていたインスタのSTORYを消化し終えるまでには十分な時間でした」
時刻は17時。退屈で仕方なかったなつみさんがそろそろ帰ろうと思ったその時。
赤井くんから「うちに来ない?」との誘いが。
「猫のいる部屋に行くことに抵抗はありました。でも、過去に元同僚で今はキャバをしている女友達の東新宿のマンションに行ったときは彼女が猫を飼っていても問題がなかったので、結局彼の部屋へ向かうことにしました」
やはり、猫は苦手でもイケメンには勝てない。アレルギーへの不安感は拭えないものの、ニャンとかなる!と自分に言い聞かせ、なつみさんは彼の部屋へと向かった。
27歳同志社卒。Tinderでのアポを躊躇させた理由は……
部屋に行く前から猫祭り。「ニャンだこれは!」
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