更新日:2019年03月04日 19:59
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汚部屋から脱却! “物を捨てられる人”になるための七か条

―[捨てまくる技術]―
 積み重なるモノの山、溜まっていくゴミ、探し物にかかるロスタイム……わかっちゃいるけど捨てられないのが人の性。男の家は油断するとつい“汚部屋”になりがちだが、ちらかった環境は人のやる気をも削ぐ。すなわち、人生の停滞感はこの“捨てられなさ”に起因しているとすら言えないだろうか。 捨てまくる技術

成功体験の積み重ねで“捨てられる男”になる

 では、“捨てられる男”になるために、具体的にどのようなメソッドが必要なのか。まずは「時間と範囲を小さく区切り、一点突破することが大切」と片づけ心理研究家の伊藤勇司氏は語る。 「自己評価が低い人ほど、ちょっと片づけただけでは満足せず、『全然キレイにできていない』と心が折れてしまうもの。だからこそ、『一日5分、今日は玄関の床だけ』と決め打ちして、その代わり徹底的に磨く。あふれたモノは無理に捨てず、“保留”して段ボール箱に入れておく。 この小さな成功体験を繰り返すことで、次第に『自分の人生に何が必要で何が不必要か?』という客観的な視点が養われていきます」  その際、手をつける順番としては「リビング、寝室、通路、玄関など、生活の中で長時間滞在する、もしくは必ず通る場所から始めるべきです」とは整理整頓を実践するミニマリスト・ブロガーの筆子氏。
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部屋の整理整頓、ココから始めろ!

【洗面台】鏡と電球を磨けば、自己評価がアップ。使わないサンプルは問答無用で捨てる 【クローゼット】冠婚葬祭用など特殊な用途の服以外、1年着ていないものはすべて捨てる 【ベッド&フロア】まずは何もない状態にして清潔に。床は水拭きしてピカピカに磨くことが重要 【玄関】履かない靴は捨て、すべて下駄箱に収める。基本的に何もない状態がベスト 【デスク&引き出し】一度すべてのアイテムを取り出し、厳選した後に定位置を決めて撮影しておく 【押し入れ】空間を区切って、少しずつ。箱の中身が思い出せないなら、丸ごと捨ててOK 「これらの場所が快適になれば、“捨てることのメリット”を実感してポジティブになれます。捨てる際は、以下の3つを判断基準にしてください。まず、『いつか使うかも、の“いつか”は永遠にやってこない』。サイズが合わなくなったりして1年着ていない服は思い切って捨てること。 次に、『使えるかどうかよりも、使っているかどうか』。売ればお金になるから取っておく、という発想もご法度です。最後に、『自分の人生をサポートしてくれるモノかどうか』。使わないモノ、役に立たないモノを部屋に置いておくことこそが人生のコスト。収納するのではなく、必ず“家の外に出す=捨てる”ことが大事です」
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捨てまくるための七か条
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