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スマホ新作『アークザラッド R』は懐かしさいっぱい!あの頃の記憶がよみがえる!?

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

『アークザラッド R』 iOS、Android/ForwardWorks Corporation/基本プレイ無料(アプリ内課金あり)  8月23日に、PSハードでヒットした『アークザラッド』シリーズのスマホ版新作『アークザラッド R』の配信が始まりました。SIEの子会社であるフォワードワークスは、スマホで『みんゴル』『勇者のくせにこなまいきだDASH!』をこれまでに配信しており、それに続くPS系のスマホタイトルとなります(個人的にはスマホ版『ぼくのなつやすみ』に期待しています!)。

『アークザラッド R』

 まずは新作『アークザラッド R』を紹介する前に、『アークザラッド』シリーズを簡単に振り返っていきましょう。初代『アークザラッド』は1995年にPS1ソフトとして発売されました。当時はいわゆる次世代機戦争のまっただなか。PS1の顔となるRPGとして発売されたのが『アークザラッド』でした。  これまであまりゲームをやってこなかったライト層をも積極的に取り込もうとしていたPS1。この『アークザラッド』も『ドラクエ』や『FF』とは一線を画し、フィールドの概念や武器屋・宿屋も省かれ、RPGとしては非常にシンプル。誰にでも取っつきやすいタイトルでした。  キャッチコピーは「光と音のRPG」。システムやゲームデザインがすっきりしている分、演出やイベント、音楽には凝っていました。キャラクターも主人公アークとヒロイン・ククルをはじめ、義理人情に厚い若頭トッシュ、心優しいポッチャリ系音楽家ポコなど印象的な面々ばかり。最強隠れキャラの少女ちょこを頑張って仲間にしたという人も多いでしょう。  初代『アークザラッド』はボリューム的には少なく、データを引き継げた続編『アークザラッドII』(1996年)と2作セットで完結という形になっています。PSハードらしくカジュアルでにぎやか、それでいて「遺跡ダンジョン」や「闘技場」などやり込み要素もしっかりある。まさに王道のエンタメ作でした。
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スマホ新作『アークザラッド R』のシナリオは?
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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