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「霜降り明星」は最年少の25-26歳。歴代M-1王者は何歳で優勝した?

 12月2日に決勝が行われ、その模様が放送された『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)。漫才のトップを決めることを目的としたこの大会で、エントリーした総数4640組の頂点に立ったのは、霜降り明星だった。
 非常にレベルが高く接戦だったと評された本大会。見事優勝に輝いた霜降り明星は、ボケ・せいやと、ツッコミ・粗品のコンビ。2013年に結成され、組んでからわずか5年での優勝には、驚いた関係者も多かったようだ。  さらに話題を呼んだのが、二人の年齢。放送時でせいやは26歳、粗品は25歳と非常に若かった。これまでの最年少優勝は、フットボールアワー・岩尾望、アンタッチャブル・山崎弘也、NON STYLE・石田明、井上裕介の28歳。それを粗品が、3歳も更新したのだ。  平成最後となった「M-1グランプリ」で、平成生まれの出演者として初優勝を果たし、史上最年少王者となった霜降り明星。世代交代と新たな時代の幕開けを予感させるような大活躍だったといっていいだろう。  では、過去の「M-1グランプリ」チャンピオンは、何歳の時に優勝したのだろうか? 気になった方も多いかもしれない。そこで今回は、歴代の優勝者のなかから、特に気になるコンビをセレクト。その優勝時点の年齢と、その後の活躍をまとめてご紹介しよう。

【2004年】アンタッチャブル:山崎弘也28歳、柴田英嗣29歳

 アンタッチャブルは、2004年に「M-1グランプリ」を優勝したコンビ。白シャツ白ネクタイで、テキトーなボケを繰り出す山崎弘也と、ハイテンションでキレるツッコミの柴田英嗣のハイテンポな漫才で、会場に爆笑を巻き起こした。  その時点で山崎は28歳、柴田は29歳と、彼らも非常に若かったが、他のバラエティ番組でも確かな実力を発揮。多くの番組に出演し、順調な活躍を見せていたものの……柴田が女性問題を起こし、2010年から約一年間活動を休止、以降コンビでの活動は見られなくなってしまった。  山崎は変わりなく、柴田は復帰してから動物ネタでブレイクするなど、二人ともピンで活躍しているだけに、アンタッチャブルとして並んだ姿を、心待ちにしているファンも多い。
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2004年にチャンピオンとなったアンタッチャブル。現在では、二人並んだ姿を見ることはできないのが、寂しいところだ。(『M-1グランプリ 2004 完全版』よしもとミュージックエンタテインメント)

【2005年】ブラックマヨネーズ:吉田敬32歳、小杉竜一32歳

 オーソドックスなしゃべくり漫才に、吉田敬の肌のブツブツや細かすぎる性格のボケを絡め、それに対して、ツッコミのはずの小杉竜一が、徐々に暴走するというスタイルで、2005年に大会を制覇したのがブラックマヨネーズだ。  彼らが優勝したのは、二人が32歳のとき。既に関西での知名度はあったが、関東では無名の状態。そんななか初の決勝進出で勝ち取った栄誉だった。  現在では、吉田のブツブツに加え、小杉のハゲキャラと、優勝後に急激に体重が増えたことによるデブキャラが、関西だけではなく東京でも浸透し、バラエティ番組に欠かせない存在として活躍している。
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2005年の優勝者はブラックマヨネーズだった。確かな実力を持った二人は、現在では強烈なキャラクターも兼ね備えた芸人として、第一線で活躍している。(『M-1グランプリ 2005 完全版』よしもとミュージックエンタテインメント)

【2006年】チュートリアル:徳井義実31歳、福田充徳31歳

 2001年、2005年に続き、優勝候補として2006年の決勝に進出。正統派ツッコミの福田充徳と、妄想を暴走させる徳井義実のコンビ・チュートリアルは、「妄想漫才」と評されるスタイルを確立し爆笑をさらい、王者となったのだ。  同い年の二人は、31歳のときM-1チャンピオンに。徳井は、その妄想力とトーク力、優れたルックスを武器に、さまざまな番組のMCや、レギュラーとして活躍している。また、相方の福田は、M-1優勝のプレッシャーから酒浸りになったことで大きな病気を経験、激ヤセしたものの、その後は無事に復帰。趣味であるバイクなどを生かして番組に出演するなど、活躍の場を広げている。
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チュートリアルは2006年に優勝。二人が31歳のときだった。ここでブレイクした二人は、今でもゴールデン番組にレギュラー出演する人気芸人だ。(『M-1グランプリ 2006 完全版』よしもとミュージックエンタテインメント)

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