ノートPCにもタブレットにもなる[2in1 PC]のオススメ3選
ノートPCとしてもタブレットとしても使えるのが魅力の「2in1 PC」。かつては「ちょっと変わったパソコン」扱いだったのが、マイクロソフトの「Surface Pro/Go」がシェアを伸ばすにつれ、じわじわと市民権を獲得。いよいよネオ・スタンダードになりつつある。
「Surfaceシリーズの普及によって、タッチパネルのインパクトがユーザーに伝わったのが大きいですね。ノートPCにタッチパネルは必要ないと思っていた人でも、一度タッチ操作できる快適さを覚えてしまうと元には戻れないとか。タッチパネルへのニーズが2in1の需要を押し上げた結果、今期は魅力的な新機種が相次いで登場しています」(ITライターのコヤマタカヒロ氏)
今回紹介する3機種は、いずれも「スタイラスペン」と、USBポートを介した本体の充電に対応しているのが特徴。
「iPad ProやSurfaceによって、スタイラスペンの便利さに目覚めた人は多い。図やイラストを描くのはもちろん、WORDやPDFの資料に直接メモを書き込んだりもできるので、ビジネスシーンでも力を発揮します。さらに、USB Type-Cを介してPC本体を充電できる『USB PD』に対応していれば、充電器をスマホと共有できたり、モバイルバッテリーから充電できたりするのが便利。出先での使い勝手が大きく向上します」
SIMフリー仕様のLTE対応ノートPCが増えたのも、ここ半年ほどの傾向。この11月には、Surface Goにも待望のLTEモデルが加わり(ただし現状は法人モデルのみ)、いよいよブレイクスルーを迎えそうだ。
「LTE対応のノートPCに格安SIMを差しておけば、いちいちスマホと接続したり、Wi-Fiの電波を探したりする煩わしさから解放されます。こちらも、一度使ったら元には戻れないという人が多いですね」
従来の2in1の弱点を克服しようという試みも随所に見られる。
「例えば、セパレートタイプの2in1の多くは、キーボードよりもディスプレイのほうが重いため、キックスタンドでディスプレイを支える構造をとっており、膝上では安定しないのが難点です。とはいえ、キーボードに重心を置くと、軽さが犠牲になってしまう。一方、上記の『VAIO A12』は、ディスプレイの下部に受け皿を設置することで、軽さを損なうことなく安定性を確保。使い慣れたクラムシェル型のノートPCと同じ感覚で、膝の上で使うことができます」
リモートワークの流れが加速している昨今、出先での作業を快適にしてくれる要素を詰め込んだ進化系2in1は、大きな武器になること間違いなしだ。
進化系[2in1 PC]最前線
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