『シティーハンター』だけじゃない! 続編、リメイクが遅すぎの「名作アニメ5選」
北条司の同名マンガをアニメ化し、1980年代から1990年代にかけて4作のテレビシリーズが放送、映画も公開されていた『シティーハンター』。
これまでの最新作は1999年4月に放送のテレビスペシャルだったが、今年2月8日に約20年ぶりの完全新作となる映画『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』が封切られ、往年のファンたちを歓喜させているのはもちろん、新規ファンをも獲得しつつある。
主人公の冴羽リョウ役の神谷明をはじめ、主要キャラクターの声優は当時のキャストが再集結。主題歌には昔と同じTM NETWORKの『Get Wild』を起用し、懐かしさを大切にする一方、スマートフォンのような現代ならではの道具が登場するなど、その中身はしっかりとアップデートされているのだ。
そこで今回は、この『シティーハンター』のように、長年の時を経て続編やリメイク作品が発表されたアニメの例を5つ紹介していこう。
SFアニメの不朽の名作として知られる『宇宙戦艦ヤマト』。昭和だけで複数のテレビシリーズや劇場版が作られてきたが、2013年4~9月に放送されていた『宇宙戦艦ヤマト2199』(TBS系)は、1975年3月に完結した初代テレビシリーズ(日本テレビ系)の38年ぶりのリメイクとなった。
監督を務めたのは、かつてテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマトIII』(日本テレビ系、1980年10月~1981年4月)などでメカニックデザインに携わり、『ヤマト』の生粋のファンでもあった出渕裕である。ヤマトの影響でアニメ業界を志した“ヤマト世代”のスタッフたちを制作陣に迎え、メカの細部にまで神経が行き届いた渾身の映像表現により、『ヤマト』を鮮やかによみがえらせたのだ。すべては、作品への確かなリスペクトがあってこそだろう。
続いては、少年マンガの金字塔をアニメ化した『ドラゴンボール』シリーズ(フジテレビ系、以下同)だ。元祖となるテレビシリーズがスタートしたのは1986年2月までさかのぼるし、原作マンガ自体も1995年には終了しているわけだが、世間的には今なお現役感バリバリの作品ではないだろうか。
その流れを作ったのは、2009年4月に放送が始まった『ドラゴンボール改』かもしれない。これはテレビアニメシリーズ第2作の『ドラゴンボールZ』(1989年4月~1996年1月)にデジタルリマスターを施し、より原作と近いストーリー展開になるよう再構成したもので、見事に再ヒットした。
この反響を受けてか、2015年7月には、『ドラゴンボールGT』(1996年2月~1997年11月)から数えて18年ぶりの新作テレビシリーズ『ドラゴンボール超』が放送開始。“魔人ブウ編”後のストーリーが全131話にわたって描かれ、新旧のファンたちをワクワクさせたのである。
宇宙戦艦ヤマト2199:初代テレビシリーズが38年ぶりのリメイクでファン感涙
ドラゴンボール改/ドラゴンボール超:13年ぶりのリマスター&18年ぶりの完全新作
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