『アベンジャーズ』に出演する唯一の日本人・真田広之「一周まわって知らない過去」
4月26日、数多くのファンが待ち望んでいた『アベンジャーズ/エンドゲーム』が、ついに公開された。2012年に初代『アベンジャーズ』が大ヒットとなって以降、世界を熱狂させてきた『アベンジャーズ』シリーズの完結作であるこの映画に、日本人として唯一出演しているのが、真田広之だ。
1960年生まれの真田は、1966年に映画『浪曲子守唄』へ出演、子役として映画デビューした。その後は順調に、子役として仕事を続けていたものの、一時は学業に専念するために休業する。
転機となったのは、1978年に公開の映画『柳生一族の陰謀』。この映画のオーディションを受け、監督であった深作欣二に抜擢されたことから、再デビューにつながったという。本格的に復帰した後、映画内で優れたアクションシーンを演じ、注目される存在となっていった。
だが真田は、単なるアクションスターにとどまらない。1993年のドラマ『高校教師』(TBS系)では、教え子と禁断の愛を育む教師を演じて話題に。このドラマが社会現象となったことで、俳優として広く認知されることとなった。
徐々に演技派俳優へとシフトチェンジしていた真田。彼の二つ目の転機となったのは、1999年の英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー公演『リア王』への出演だ。
蜷川幸雄が演出したこの舞台に、唯一の日本人キャストとして出演した真田は、イギリス人俳優を相手に、シェイクスピアの劇を全編英語で演じることに。この経験を通じて、誰も見たことのない新しいものを作り出すということの「難しさと面白さを一気に体験するような感じ」があったという。
ここで培った俳優としての力が活かされたのか、真田は2002年公開の映画『たそがれ清兵衛』で見事な演技を披露。アカデミー賞・外国語映画賞にもノミネートされたこの作品で、毎日映画コンクール・男優主演賞や日本アカデミー賞・主演男優賞を獲得し、俳優としてステップアップすることとなるのである。
これまでのシリーズを踏襲するように、驚異的なスケールでヒーローアクションが描かれているという今作。出演した真田が「オリンピック級の大作映画」と語るほどの、壮大な作品となっているようだ。 作中では、東京が舞台となっているシーンがあり、そこで真田は、あるヒーローと戦うアクションを披露しているという。さほど重要な役柄ではないようだが、世界一の注目作といっても過言ではない本作に、出演したというだけで快挙だと言えるだろう。 今回の出演に際しては、映画を制作するスタジオから、直接オファーがあったという真田。多くのアジア系俳優のなかから彼が指名されたのは、海外で着実にキャリアを重ねてきたことが理由ではないだろうか。 そこで今回は、真田の華麗なる経歴をまとめて紹介。日本での活躍からハリウッド進出、世界中で評価されるに至るまで、彼が歩んできたスター街道を見ていこう。地球最大規模‼『アベンジャーズ/エンドゲーム』ワールドプレミア
— 『アベンジャーズ』[公式] (@AVG_JP) 2019年4月23日
超豪華オールキャストがアッセンブル‼
空前絶後の奇跡を成し遂げたアクション・シリーズ #アベンジャーズ に、真田広之さん参戦
参戦の経緯や真田さんの作品にかけた想いはコチラ⇒https://t.co/x5LHu3IUmX#0426逆襲へ pic.twitter.com/ayEuvDdI7N
子役時代~90年代まで:子役上がりのアクションスターとして活躍
1999年~2002年:海外での舞台を経験し、俳優としてステップアップ
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