更新日:2024年02月01日 15:45
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アラフォー世代は予備軍多数!? 知っておきたいED問題の深層

 「若い頃と比べると最近ちょっと元気がない」  「行為の最中に萎えてしまうことが増えてきた」  男性もアラフォーにもなると、そういった下半身の衰えを実感することが多くなるだろう。実はその衰えが気になっているのはパートナーも同じだ。

口にはしないだけで、女性は気にしていることも……

 SPA!編集部が全国の20代~30代女性100人に行った「パートナーの〝中折れ″をどう思うか?」というアンケートでは、「気になる(残念に思う。改善してもらいたいなど)」と回答した人が25%。「気にはなるが仕方ない」(47%)の回答を合わせると、実に7割ほどの人が「気になる」と回答していた。  具体的な声としては「盛り上がっているタイミングでフニャッとなるとガッカリする」(34歳・女性・アパレル)という意見がある一方で、「改善する方法があるなら考えてほしいかな。ケアをしてくれたら『自分に気を遣ってくれているんだな』と思うし、愛を感じます」(34歳・女性、公務員)という声もあった。  実際のところ、ED治療の現場では、パートナーである女性からの勧めで男性が来院するケースや、カップル2人で相談に来る人が増えているという。ED治療を行っている西新宿杉江中央クリニックのカウンセラー・篠田英樹氏は次のように話す。 「ED治療を『男性の快感を高めるためのもの』と思っている方もいると思いますが、『パートナーとの生活の質を向上させるもの』という意味合いのほうが強いかもしれません。症状が改善し、肌と肌が触れ合う機会が増えれば、2人の生活の満足度は確実に高まります。また男性の側がEDで、パートナーが夜の誘いがないことに不満を持っている場合や、『中折れするのは自分のせいだ』と誤解をしている場合も、治療によって関係が改善するケースが多く見られます」(篠田氏)  バイアグラなどのED治療薬は「ギラついたオジサンが使うもの」というイメージも付きまとってきた。しかし最近では、パートナーとの性交を“大切なコミュニケーション”と考える人の間でも利用が増加しているわけだ。 「なおED治療薬は陰茎の血管を拡がりやすくし、血液の流れを改善して勃起を助けるもの。『最近硬度が落ちた気がする』という程度の方でも、多くの方が効果を実感できるでしょうし、『妊活のプレッシャーで勃ちにくくなった』というような、ストレスや不安等で勃起が不十分という方でも症状の改善が見込めます。また、薬の助けを借りて一度満足に性交をできた方は、プレッシャーから開放されて、その後は薬も不要になる場合も多いです」(篠田氏)  またクリニックでED治療薬を処方してもらうことには他のメリットもある。同クリニックの杉江善哉院長は次のように話す。 「個人輸入等でお薬を購入されている方もいるようですが、その中には一定数の偽物が含まれています。偽造医薬品は効果が見られないだけでなく、重篤な健康被害に至る危険性もあるので、安易な個人輸入は控えるべきです。そもそも日本で認可されているED治療薬は全て、医師の処方が必要なお薬ですから、医療機関を受診のうえ正しく安全な服用を心がけてください」(杉江院長)  同院では問診を中心とした適切な診察を行い、病歴や薬歴をチェックしたうえで1錠から処方している。(1錠1000円程度~) 国内で承認されている3種類全てを扱っているため、ライフスタイルや希望に応じた選択が可能だ。

即効性があり、食事やアルコールの影響を受けにくい薬も登場しているという

 また薬以外にも治療の選択肢はある。 「ED治療薬の効果は、痛み止めの薬のように基本的には一過性のもの。『しっかり症状を治したい』という方向けに、当院では医療機器によるED治療も行っています」(杉江院長)  料金は6回の治療で35万円だが、これからの人生100年時代、長きにわたって現役でい続けたい人は、根本的な改善を目指すのもアリかもしれない。

アラフォー世代の記者も相談。「自分はまだ若い」と年齢で判断しがちだが、個人差もあるので、一度相談してみるのもアリと実感

「症状が改善されて悩みが消えれば、日常生活も自然と充実するはずですし、ED治療をネガティブなことと考えず、悩みを持っている方は気軽にご相談いただきたいです」(杉江院長)  アラフォー世代がパートナーと円滑なコミュニケーションを取っていくうえで、前向きに考えていきたいED問題。個別のカウンセリングから各々に適した治療法を提案してくれるので、「もしかしたら……?」と思ったら、まずは相談だけでもしてみるといいかもしれない。 詳しくはこちら ●中央クリニック <取材・文/古澤誠一郎 撮影/林 紘輝(本誌)> 提供:中央クリニック
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