水商売女性が語るモンスター客。ハグを断ると「最低だな、デブ」と…
キャバクラ、クラブ、スナック、ガールズバー。繁華街には綺麗な女性といっしょにお酒が飲める場所がたくさんある。そこで働く夜の蝶たちは、日々さまざまな男性客の相手をする。
中央線沿線のキャバクラに務めるナンバー嬢のトモミさん(25歳・仮名)は、「ウザい客? シンプルにお酒を飲ませてくれない人ですね」と言い切る。
「キャバクラってお酒を飲むところだし、乾杯前提じゃないのかな? それを自分だけハウスボトル飲んで『ごめん、今日は持ち合わせてなくて……』とかありえない。え? 何しにきたの? って思う。気に入った子だけ飲ませるとかならまだわかるんだけど、誰にも飲まさず最低料金で帰るって、何が楽しいのか分からない」
仕事の付き合いなどで仕方なく来たのならまだしも、一人で来ておいて、一人で飲むのは理解不能。それだけではない。トモミさんはそういう客に限ってやりがちな“あるある”な行動があるという。
「とにかく連絡がしつこいんですよ。本名教えろ、どこに住んでるの、彼氏はいるの、休みは何してる、とか返事しなくても朝から晩まで。返事しなければ『そんな子だと思わなかった』なんてLINEが送られてきて。こっちは毎日何人も新規のお客様に付いて、指名をもらうために必死なのに、さすがに初回で1杯も飲ませてくれなかった人の連絡にそこまで付き合いきれないというのが本音です」
水商売をやるうえで、客とのこまめな連絡は欠かせないものだが、売り上げにつながらない客との連絡ほど無意味なものはない。また、特にウザいポイントがあると彼女は言う。
「私が休みの日だけ連絡してくるお客さんは正直ウザい。普段の営業はフルシカトのクセに店が休みの日だけは必ず連絡してくるんです。『今日行って良いかな?』って。休みだって伝えると、普段は絶対にシャンパンなんていれないのに『残念! いま取引先の偉い人といてシャンパンおろせたのに(笑)』とか明らかなウソをつく。
あと、『次行く時にシャンパン入れるから、今からご飯いかない?』なんて人もいたなぁ。こういう人たちって絶対に来ないんです。それなのに本人は私たちがそれに気づいてないと思ってるから、懲りずに連絡してくるんですよね。ある意味、すごいですよね(笑)」
筆者もグラドルやライター業の傍ら、お金を稼ぐためにキャバクラやスナックでアルバイトをした経験もあるが、その笑顔の裏にはストレスを抱えていることも少なくない。彼女たちが語る“迷惑な客”とは?
キャバクラ嬢が語る“迷惑な客”「飲ませてくれないのに連絡がしつこい」
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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