元柔道全国大会覇者のセクシー女優。総合格闘家として再起を誓う「私なら勝てる」
先日、Twitter上で流行した「#10年間を振り返る」というハッシュタグ。そのなかで、高校時代に全国高等学校柔道大会(インターハイ)で優勝した写真と現在の黒ギャル姿のギャップで大きな注目を集めたAYA(鮫島るい)さん。
「私の中で間違いなくコレだなってキッカケがあって。いま『RIZIN』でも活躍している渡辺華奈選手ですね。実は、柔道時代の先輩なんですよ。直接の先輩ではないんですけど、全日本合宿などに来られていた人で。テレビで渡辺選手がすごい活躍している姿を見て、触発されたというか……。柔道では私のほうが強かったし、成績も良かったんです。それならば、もしも私が格闘技をやったら絶対に勝てるんじゃないかって。
もうひとつの理由は、11月1日(日本時間2日)にアメリカで女子格闘技世界最高峰『INVICTA』の世界ストロー級タイトルマッチにも挑戦している村田夏南子選手。かつてレスリングで吉田沙保里さんを追い詰めたことでも有名なのですが、彼女も柔道出身で。当時、私とは勝ったり負けたりで。彼女もいま脚光を浴びていますが……私だったら(実力的にもキャラクター的にも)もっと面白くなるのに。そう思い始めたら、すごい悔しくなってきたんです」(AYAさん、以下同)
AYAさんはそう言って唇をきつく噛む。かつて競い合ってきた柔道出身の選手が輝いている姿を見て、眠っていた闘争本能に火がついたのだ。
ブランクは長かったが、幼い頃から培ったものを身体が覚えていた。毎晩クラブで踊っていたこともあり、体力を戻すまでそう時間はかからなかったという。しかしながら、総合格闘技となれば、柔道とは異なり打撃技を習得する必要がある。
「もともと柔道家なので、人を殴ったり蹴ったりする技術がなかった。それで、最初はキックボクシングを始めなきゃって。実はその時、Vシネマのノンフィクションドキュメンタリーで主役に抜擢されたんです。ストーリーは、柔道で活躍した子がAVまで堕ちて、そこから格闘技の世界で這い上がっていく、というもの。それで監督から『藤原スポーツジム』を紹介されました。
そこでキックのイロハを学んだのですが、結局もう少しでクランクアップという段階で頓挫してしまった。ただ、やっぱり総合格闘技がやりたいなって。その次にツテで紹介してもらったのが、現在所属する『BRAVE GYM』ですね」
2018年5月から宮田和幸氏が主宰する「BRAVE GYM」に所属。9月に総合格闘技イベント「GRACHAN」のリングでプロデビューする。そして12月に2戦目、今年3月に3戦目を迎えた。いずれの試合も圧倒的なポテンシャルを見せつけた。3戦全勝。しかし強すぎるゆえなのか、取材時点の10月まで試合が決まらない状態が続いていた。
彼女は柔道でインターハイを制覇し、将来を期待されながらも19歳で柔道界から姿を消した。その後はクラブのゴーゴーダンサーやセクシー女優になるなど、波乱万丈の人生を歩いてきた。 実は彼女、現在は昨年プロデビューした総合格闘家でもある。今年で27歳。19歳で柔道を辞めてから現役選手として復帰するまで長いブランクがある。なぜ、今になって再起を決めたのだろうか。彼女が目指すものとは? 【前回記事】⇒柔道全国大会の覇者がセクシー女優になるまで…「柔道を辞めて“何もない自分”を実感した」時系列語ると収まりきらないから10年前と今でよき?
— AYA(鮫島るい) (@ayanna1992) September 24, 2019
左:10年前
右:現在#10年間を振り返る pic.twitter.com/DVuxDLRzze
柔道出身の総合格闘家を見て「私なら勝てる」
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明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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●「BRAVE FIGHT 21」対戦決定カード
プロMMAフライ級5分2R
AYA(BRAVE)VS 藤森祥子(Brightness)
会場/三郷BRAVE
日付/2019年12月1日(日)
時間/12:30開場・13:00開始
チケット/最前列¥8000- 立見¥4500- ※当日券¥500UP
プロMMAフライ級5分2R
AYA(BRAVE)VS 藤森祥子(Brightness)
会場/三郷BRAVE
日付/2019年12月1日(日)
時間/12:30開場・13:00開始
チケット/最前列¥8000- 立見¥4500- ※当日券¥500UP
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