元℃‒ute鈴木愛理「アイドルの殻を破った私を見てほしい」
アイドルが星の数ほど生まれては消える時代にあって、「アイドルが憧れるアイドル」として根強い人気を誇ってきた元℃‒uteの鈴木愛理。ソロデビューから1年半。アイドルの殻を破って孵化しようとする刹那の彼女を切り取った――。
アイドル群雄割拠の時代にあって、“トップ・オブ・アイドル”と称されてきた元℃‒uteの鈴木愛理。’17年のグループ解散後、’18年にソロデビューすると、来月にはセカンドアルバムをリリース。アーティストとしてだけでなく、モデルや女優としても活躍する彼女のセカンドキャリアが、本格的に動きだそうとしている。
「ソロになって、最初は戸惑いました。℃-uteでは、与えられたコンセプトを崩さず、グループの枠組みの中で“鈴木愛理らしさ”を表現することが求められていたのに、私ひとりになったら、自分の感性を源泉にオリジナルの作品を生み出さないと、あっという間に埋もれてしまう。今まで以上に自分と向き合いながら進んでいます」
アイドルを卒業して踏み出す新しい道のり。その最中に、“ある感情”が芽生え始めているという。
「これまで周囲から『殻を破れていない』と言われ続けてきたので、いま必死に内側から叩きまくっています。殻が割れた時、私の姿が天使なのか悪魔なのかわかりませんが、恐れることなくさらけ出していきたいです」
8歳から続く芸能活動は、すでに17年を数える。
「何が本当の自分なのか、わからなくなる時もあります。だからこそ、私らしさを問い続けたいんです」
そう未来を見つめる彼女は、これまでのキャリアから何を見いだし、どんな姿に孵化するのか。主演・愛理の第二幕は、幕が上がったばかりだ。
【鈴木愛理】
’94年生まれ、千葉県出身。℃‒ute解散後、’18年ソロデビュー。同年7 月にはハロプロ卒業生初の“武道館単独公演1万人大入り”を実現。12月18日には、NEWアルバム『i』がリリース。12月21・24・25日には東京、大阪、愛知でLIVE「No Live,No Life」が開催。来年4月の横浜アリーナ単独公演も決定している
撮影/ティム・ギャロ スタイリング/加藤尚子 ヘアメイク/福間友香(VANITES) 取材・文/谷口伸仁
※週刊SPA!11月19日発売号より
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