吉野家の牛丼特盛が500円以下。今こそ使いたい「テイクアウト+QR決済還元」
新型コロナウイルスの脅威は、遂に日本の主要都市の緊急事態宣言にまでつながってしまった。筆者は静岡県静岡市在住である。現時点で東京と神奈川が緊急事態宣言の対象になり、愛知も県独自の宣言を出している。北はアルプス、南は海だから、まるで包囲されているような状態だ。
そのような中、QRコード決済サービスのキャンペーンは果たして活用できるのだろうか。現在PayPayが実施している「飲食店20%還元キャンペーン」だが、コロナ禍の今だからこそ積極的に使ってみるのもいいかもしれない。
先日、筆者はPayPayの飲食店対象キャンペーンに関する記事を執筆した。これは付与上限額を鑑みて、「家族で行く外食に適したキャンペーン」と筆者は書いた。内容自体に大きな間違いはないはずだが、実際は新型コロナウイルスの感染者が日に日に増加し、市民はいよいよ「8割減」を実行しなくてはならない状況になった。
大手ファミレスチェーン店や牛丼チェーン店は、自治体の要請を受けて開店時間の短縮に動き出している。居酒屋は休業を余儀なくされている店もある。今までのように「何杯かやったら牛丼屋へ」ということができなくなった。それに代わり注目されているのが「テイクアウト」だ。
店内喫食をやめて自宅に持ち帰る形であれば、店員との濃厚接触は極力避けられる。無論、店舗側にとっても同様のメリットが生まれる。嬉しいことに、このテイクアウトでも冒頭のPayPay20%還元キャンペーンが適用されるのだ。
今回は大手牛丼チェーン店の吉野家で、PayPayのキャンペーンが使えるか否かを試してみた。上の写真に「テイクアウトの全品15%オフ」とあるが、これはPayPayとは別のキャンペーン。つまりPayPayの20%還元と同時に、テイクアウトで本体価格の15%割引が発生するのだ。計35%相当の還元である。これはデカい!
今回は特盛の牛丼を注文してみた。もちろん、テイクアウトで。価格は632円+消費税。テイクアウトだから税額は8%。しかし先述の通り15%の割引が出るから、合計額は579円。
この579円をPayPayで決済。筆者の場合はYahoo!プレミアム会員としての特典があるから、還元率は25%。するとその還元金額は144円である。
言い換えれば、特盛の牛丼をワンコイン以下の金額で食べたことになる。筆者と同じ30代で、なおかつ人一倍の量を食べてしまう男などには嬉しい限りである。PayPayの飲食店キャンペーンは今月30日まで、吉野家のテイクアウト割引は4月22日までの開催である。だが、この吉野家の割引キャンペーンに追随する店舗が今後数多く登場するのでは、と筆者は思案している。
吉野家と同業種の別店舗を見てみよう。松屋は4月9日から28日まで、牛めし(並)と生野菜セットを18%オフの税込400円で提供している。もちろん、これはテイクアウト限定である。松屋も新型コロナウイルスの影響から発生した「弁当需要」に対応しているようだ。これはもはや、ひとつのムーブメントとして形成されていると見ていいだろう。
飲食チェーン店舗のテイクアウトメニュー+キャッシュレス決済サービスの還元キャンペーンは、外出自粛を乗り切るための大きな材料になるかもしれない。<取材・文/澤田真一>ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー』
テイクアウトと還元キャンペーン
ワンコイン以下で牛丼特盛!?
「弁当需要」が発生中
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