PayPayの4月飲食店対象キャンペーンは、ファミリーでの外食向き
PayPayとメルペイが実施した「飲食チェーン店対象キャンペーン」。これは、キャッシュレス決済1回の付与上限が500円だったことから、ひとりで牛丼屋を利用するのに最適な内容の企画だった。「牛丼屋での食事」とは、言い換えれば「働く人々の昼食」。家電量販店での大型の買い物を想定した還元キャンペーンとは異なり、日常的な用途でどんどんポイントを貯めることができた。
さて、4月1日からPayPayが開始する飲食店対象キャンペーンは、まさに「家族で行く外食」に適した内容。コロナウイルス禍で自粛を求められている昨今、たまには家族全員でどこか外食に行こう。そのようなシチュエーションで活きる還元イベントと言えよう。
全国の有名飲食チェーン店が参画するPayPayのこのキャンペーンは、20%ポイント還元を前面に押し出している。Yahoo!プレミアム会員の場合は25%の還元だ。付与上限は1回決済毎に最大2000円相当とある。期間中は最大3000円相当までの還元。Yahoo!プレミアム会員でない人を例に出すとするなら、対象店舗での1万円までの決済で還元が発生するということだ。
2月にPayPayが行っていた飲食チェーン店対象キャンペーンは「最大還元率50%、付与上限は1回500円、期間中は1500円相当額」というもので、決済1回毎の付与上限を考えれば、まさに牛丼屋での利用に適したものだった。しかし今回のキャンペーンは「決済1回2000円相当額」となっている。後述するが、このような還元キャンペーンを比較するには還元率よりも決済1回の付与上限を意識するべきだ。
次にキャンペーン参画店舗を見てみよう。2月のキャンペーンと同様、吉野家、すき家、松屋等の牛丼チェーン店も揃っている。しかし今回は、ガスト、デニーズ、ジョナサン、はま寿司、バーミヤン等に注目していきたい。要は牛丼チェーン店よりも座席数の多い、ファミリー向けの店舗だ。
上記の付与上限額と照らし合わせると、今回のキャンペーンは「複数人でのお出かけ」にピッタリな内容であることが分かる。しかもこれは、予め用意してある分のパイを早い者勝ちで取り合うようなものではない。キャッシュレス決済初心者でも余暇を生かして満額までの還元を目指すことができる、手頃な企画と表現するべきか。
2月のキャンペーンとの違いは?
座席数の多い飲食店を意識か
1
2
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ