更新日:2020年10月10日 12:56
ライフ

ペンギンパッケージのクールミントガム発売60周年記念 スティックガムの現在をロッテ広報に聞いた

可愛いペンギンパッケージも60歳……

最新版のクールミントガム

最新版のクールミントガム

 アラサー・アラフォー世代にとって「ガム」と言えば思い浮かべるのはペンギンのパッケージの板ガムだろう。商品の名前は「ロッテ クールミントガム」。ペンギンがパッケージに登場してから、今年で60周年を迎えるのだ。  しかし最近コンビニやスーパーなどで主流なのは粒状のガムや、ボトル入りのものが多い。板ガムを口にする機会も、焼き肉屋さんでお会計時にもらえるときだけという人も多いのでは。せっかく60周年を迎えたにも関わらず、板状の「クールミントガム」はどこに行ったのか。そして知られざる60年の変遷とは……。今回はクールミントガムにまつわるさまざまなお話をメーカーであるロッテの広報に聞いた。

クールミントガムはなぜペンギンモチーフなのか……きっかけは「南極観測隊」

 クールミントガムが発売されたのは1960年6月。もともとは1956年に、ロッテから南極観測隊に栄養補助のためのチューインガムを提供していた経緯があったのだという。当初、『ロッテのガムは甘すぎる』と、お客様から辛口のお声が届くことが多かったんです(笑)。ならばと、口がスースーする甘くない辛口ガムの開発を進めました。当時は南極観測隊が世間の注目を集めており、ここから『爽快感』のイメージを表現する着想をもらったのです。そして1960年に『お口の中は南極の爽やかさ』というキャッチフレーズと、月とペンギンをデザインしたパッケージデザインのクールミントを発売しました」(ロッテ広報担当、以下同)
1960年発売当初のクールミントガム

初代クールミントパッケージ(1960)

 南極観測隊からの着想ということで、パッケージには南極の風景やペンギンや鯨など、南極の清涼な空気を連想させるイラストが採用されることとなったのだ。
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ペンギンは愛されている
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インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA

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