更新日:2020年12月01日 16:06
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平成生まれのパチンコライターが昭和のパチンコを打ってみた

昭和のパチンコをレジェンドライターと楽しむ!

たんぽぽ

店長のひげ紳士さんを囲んで

 今年7月、レトロパチンコ・パチスロ台が遊技できる「ゲームセンタータンポポ」がグランドオープンしました。昭和感溢れるパチンコ店をコンセプトに、設置台だけでなく、外観や内装も忠実に昭和を再現しています。店内には昭和にタイムスリップするためにやってきた40代以上のお客さんで賑わっており、土日はもちろん平日も遠方から来店する人も多いそうです。そんな昭和のパチンコ台が立ち並ぶ空間に、平成以降のパチンコしか知らないライターが打ったら、どういったことを感じるのか……。  そこで今回は、平成2年生まれでレトロパチンコをまるで知らないパチンコライターである私セールス森田が、パチスロ界のレジェンドである射駒タケシさんに贅沢すぎる解説をしていただきながら実践を行いました。

人によっては懐かしの名機も平成生まれからすると……

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板張りの床、質素な回転イスなど、昭和のパチンコ屋そのものの雰囲気

 古めかしい木目調の床、軍艦マーチとチーンジャラジャラジャラジャラ……という音とマイクパフォーマンスの声が響く店内に足を一歩踏み入れた射駒さんは「めっちゃ懐かしいわ……」と、感嘆の声を漏らしましたが、残念ながら平成生まれで初パチンコが10年ほど前の私からすると「懐かしい感じ」はするものの、リアルタイムの経験がないのでそこまで懐かしさを実感できません。  同行した編集も「うわぁ〜こんな台もあんのかぁ~」と片っ端から写真を撮っていますが、私からすると「未知なる台」に他なりません。現在はパチスロライターとして第一線で活躍する射駒さんですが、20代前半のころはパチンコをメインに立ち回っていとのことなので、まずはパチンコから……と打ち始めました。私が射駒さんの隣で打ち始めたのは「フィーバー パワフルⅢ」。’92年に発売された台で、今でもSANKYOの台ではお馴染みのキャラクターとして活躍する「夢夢ちゃん」が盤面に描かれています。
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名機「フィーバーパワフルⅢ」を選んだセールス森田。そのワケは「唯一知ってるキャラがいたから」だとか

 この機種はタンポポに設置されている台の中では比較的新しい台で、私が知っている唯一のキャラクターが描かれていたため、この台を選んだワケです。 セールス森田「それにしてもこの液晶。画面が小っさいですねぇ〜。見ていると目が痛くなりそうですよ」 射駒タケシ「アホ! この台が出た時の衝撃と言ったらもう、家に初めてテレビが来たくらいの衝撃やったんやで!」  とは言え、平成生まれの私からすると、ゲームボーイカラーを彷彿とさせる画面は見辛くて仕方なかったですが、ただ、30年前はこの一台が画期的だったわけで、そう考えるとパチンコの進化はすごいもんだ……と妙に実感できたりもしたわけです。
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演出がないから通常時がツラい……
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Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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