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バーバリーのバック14万円、10年後には高く売れそうなモデル

72/108 ミニ ツートン キャンバス&レザー ポケットバッグ(バーバリー)14万8500円

MBのヘビーユース108

ミニ ツートン キャンバス&レザー ポケットバッグ(バーバリー)14万8500円

 最近、バーバリーがいい感じ。レディスのイメージが強いブランドですが、昨今はクラシカルな昔のバーバリーを踏襲しており、メンズで使えるものも多い。  日本ではバーバリーは「ブルーレーベル」「ブラックレーベル」などライセンス品が中心でした。ライセンス品とは本国と契約し、日本で制作するオリジナル。実は本国のデザインチームが絡んでいないものが大半で、名前こそバーバリーですが、日本独自企画なのです。ただし、最近ではその契約も終了、日本で売られるバーバリーは本国デザインのみとなりました。  さて、そんなバーバリーですが、実は数年前からデザイナーが変わり、ジバンシイのデザインを手がけていたリカルド・ティッシが就任。リカルドはルイヴィトンやディオールよりもずっと先に、ラグジュアリーとストリートファッションの融合を図った人物。  グラフィックデザインやゴシック調のシルバーアクセアサリーなどを用いたコレクションは多くの信者を生み出し、いまだにメルカリなどで「リカルド時代のジバンシイ」はプレミアがついているほどです。 MBのヘビーユース108

特殊な技術で大きなロゴ

 そんなリカルドが就任したバーバリー。保守的でクラシカルなトレンチコートのブランドを得意のグラフィックやビッグシルエットなどで次々と印象を変えています。このバッグは’20年に発表された新作ですが、リカルド時代を代表するアイテムにおそらくなるでしょう。  創業者であるトーマス・バーバリー時代のアーカイブをリデザイン。古めかしいキャンバスとレザーのコンビネーションに、プリントTシャツのようにブロック体のロゴを大きくあしらっています。  キャンバス素材はTシャツとは異なり、クッキリとしたプリントを施すのは大変難しい。特殊な技術を使うことでTシャツに乗せるようにロゴを表現しています。  クラシカルなデザインに、現代のストリートシーンらしいロゴを高度な技術でプリント。機能面もパソコンがすっぽり入るなど痒いところにも手が届く仕様。10年後には高値で取引されるマスターピースになると予想します。古きと新しきを両立させたデザインはリカルドの真骨頂。高いですが、見かけたら手にとってみてください。 商品、衣装/すべて私物 撮影/山川修一(商品) 岡戸雅樹(人物)
MB
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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