仰天!「かまど炊きの米は踊っていない」実験結果を発表したアイリスオーヤマを直撃
先日、Twitterで大きな話題となっていた、衝撃の新事実。それは「かまど炊きのお米は踊っていなかった」という実験の結果。
情報があふれかえる社会で生きているうちに、いつの間にか私たちの頭には「かまどで炊いたお米は“踊り炊き”するからおいしいんでしょ」という常識が根付いていましたが、実はそれが「そうではなかった」と言うのです。
その新事実について、どういうことなのか詳しく聞いてみたい! ということで、驚きの実験結果を発表したアイリスオーヤマへ突撃取材をしてきました。
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今回お話を伺ったのは、アイリスオーヤマ株式会社の家電開発部調理家電課のマネージャー・河阪 雅之(こうさか・まさゆき)さんです。
――さっそくですが、かまど炊きのご飯は踊っていないというのは本当ですか!?
河阪さん 「はい、本当です。私たちも事実を知ったときは、正直驚きました」
――そもそも、なぜかまど炊きのご飯が踊っているかどうかの検証実験を行うことになったのでしょうか?
河阪さん 「我が社が一番おいしいとして目指しているのが『かまどで炊いたご飯』。そこに極限まで近づける炊飯器を開発するために、基礎研究を開始しました。実際に社員がかまど炊きご飯の専門店に修行に行って美味しい焚き方をマスターし、その後自社工場内にかまどを作ってさらに研究を重ねました。その中で、かまどで炊いたお米がどう動いているのかを確かめるために、実験を行ったんです」
――あ、では踊っていないことを立証する実験ではなく、どうなっているかを確かめるための実験だったんですね!
河阪さん 「そうですね。私たちも最初はかまどの中でお米は対流していると思っていました。かまどの高い火力で激しく対流しているのかなと。ですので、結果を見て私たちもショッキングでした。でもこの発見は大きかったですね」
――実験の方法としては、どのように行ったのでしょうか?
河阪さん 「まずはお米を3つに分けてそれぞれ3色の水に浸します。それからそれぞれのお米を3層に重ねて羽釜に入れ、かまど炊き専門店で学んだ方法で焚きました。そして炊き上がって羽釜を開けてみたところ、入れたときのままの3層の状態で炊きあがっていたんです」
――踊っていたら、3色のお米が混ざっているはずですもんね。
河阪さん 「そうですね。綺麗に3層のままでした。この発見から、どうやってお米を躍らせないようにするか、ということが研究のテーマになりました」
実験でわかった「かまど炊きのご飯は踊っていない」
3色のお米をかまどで炊いたら混ざらなかった
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