ライフ

年始に届いた“あけおめLINE”。「結婚はどう?」不要な近況報告に超ウンザリ

―[年末年始の憂鬱]―
 近年は年賀状を送る人が減り、LINEやメールで年始の挨拶をする人が増えた。LINEでは、新年用の干支スタンプなども用意されており、とくに若い世代は使いやすいんじゃないだろうか。だが、そんな“あけおめLINE”の近況報告に嫌悪感を覚えたという人もいる。
あけおめLINE

写真はイメージです。以下同(Photo by Adobe Stock)

 咲子さん(29歳・仮名)は「今年いちばん最初に届いた女友達のLINEが最悪でした」と話す。いったい、どんなLINEだったのか?

ふだんは連絡を取らない相手から突然の“あけおめLINE”

「大学時代に同じゼミだった子から『あけおめ! 元気にしてる?』というLINEがきたんです。もう何年ぶりかわからないぐらい久々の連絡だったんで最初は嬉しかったんですけど」  普段は連絡を取らない相手でも“新年の挨拶”ならば気軽にできる、という側面は確かにある。 「正月休みで暇を持て余していたので『元気だよ!そっちはどう?』と返信しました。1分もしない間に『実は結婚することになったんだ』『相手は大手メガバンクの人なんだ』と矢継ぎ早に返信がきました(苦笑)。もうすぐに“誰かに自慢したかったんだな”と察しました」  咲子さんは「おめでとう、お幸せに」と返信し、LINEのラリーを終わらせようとしたが、彼女のノロケは止まらなかった。それだけはない。 「30秒毎に『咲子のほうは結婚はどう?』『彼氏はいるの?』『いま手取りどのぐらい?』『どこに住んでいるの?』としつこい。  今は彼氏もいないし、東京都下のマンションに住んでいると答えたら、満足したのか『私だけゴメン!』と返ってきました。やっぱり自慢したかったんでしょうね」

「メンタルが安定していないときは返信しないほうがいい」

 学生時代、なにかと彼女は咲子さんに対してライバル心をぶつけていたという。 「私は意識したことがなかったけど、どっちが上とか気にする子でした。だから、新年の挨拶なんてただのこじつけで、結婚するのが決まって幸せアピールしたかったんだと思います(笑)。  ライバル視してた相手が結婚してなくて彼氏もいないことがわかって、マウント取れて嬉しかったんじゃないかな〜」  最後に咲子さんは「女友達から久々に連絡がくるときは要注意です。自分のメンタルが安定していなければ返信しないほうがいいかも。マウント取られちゃう」と苦笑していた。
次のページ
20人近く送って返事がきたのは3人
1
2
3
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ