更新日:2012年04月14日 21:16
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奈良の「まんとくん」 今度はノキャラとして活躍中

 あの東電のキャラクター「でんこちゃん」が3月末をもって完全に姿を消した。節電と電気の安全を長年アピールしてきたが、「合理化のためにはやむをえず。今後とも使う見込みはありません」(東電広報)とのことだ。何だかかわいそうな気もするが、そういえば博覧会などのために誕生したキャラたちは、そのイベント終了後、どこでどうしているのだろう? というわけで、気になるキャラの“今”を追った! 【まんとくん】 平城遷都1300年祭の民間マスコット
まんとくん

公式プロフィールによれば、帽子は古代の知恵が詰まった「朱雀門の屋根の形」。マントは「タイムトラベルできる魔法のマント」とか

 せんとくんの選定方法などに疑問を抱いた地元のデザイナーたちが、民間でオリジナルキャラクターを公募・選定した結果、誕生したのがまんとくん。その活動範囲はめちゃ広い。地元のイベントはもちろん、「24時間テレビ」などのテレビ出演、ロッテ「Fit’s」のCMにも起用されるほかCDの発売、本の出版など八面六臂の活躍。  一方で「特定のスポンサーがないなか、みんなの力で着ぐるみを作ろうと、まんとくんの缶バッジを製作・販売して着ぐるみの製作費に充てました」(まんとくんネット事務局)なんて、民間キャラゆえの苦労も……。そんな活動を続けた現在、まんとくんは「地元の子供たちに定着してきた」らしい。 「街頭などに出ていくと、子供たちに囲まれて、戻るのに苦労することも。着ぐるみにはファンが内蔵されているので、ある程度は大丈夫ですが」って、まんとくん、夏場はある意味、命がけ!? 「昨年あたりは、せんとくんを見かけると『まんとくんは?』という声が聞かれたそうです。役所がスポンサーのせんとくんとは違って、なかなかあちこちに出かけていけないのが残念ですね」  そこでまんとくんの動きのある姿を伝えようと、現在はブログ『まんとくんの野菜畑』でノキャラ(農業キャラ)として活躍するほかツイッターも。まんとくんって流行に敏感なのね~。 ― 役目を終えた[あのキャラ]の今【4】 ―
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