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<競馬>二桁の馬体重増減は危険サイン!馬体が絞れないと競走成績はこんなに変わる

馬体重と競走成績の関係

パドック

二桁の場馬体重増減は要チェック!

 まだ寒さ続く今日この頃。寒くなるとついつい、家から出るのが億劫になりますよね。私も最近少し太ってきたかも……なんて思いながら、運動せずについ過ごしてしまっていますが、それは競走馬も同じ。寒い時期には馬体重が増えやすい傾向にあります。また、この時期はG1に向けての前哨戦となる時期で、休み明けとなる馬も多くいますので、いつも以上に冬場は馬体重に注目すべきです。  今回は、そんな馬体重について考察していきたいと思います。

実は馬体重は増えたほうがいい

 その前に、まずは馬体重の基本についておさらいしておきましょう。まずは単純に馬体重が前走から増えた場合と減った場合、どちらが競走能力に影響を与えるかを見ていきます。なお、これ以降のデータは全て断りのない限り、2019年~2021年の芝、ダートのレースに限定します。 今回減 勝率6.9% 複勝率20.9% 同体重 勝率7.5% 複勝率23.1% 今回増 勝率7.5% 複勝率22.3%  こうしてみると、前走との比較では同体重が最も成績が良く、次いで今回増。今回減が最も成績が悪くなるという結果が出ました。  これは人間に例えるとわかりやすいかもしれません。体重が増えると動きが鈍くなり、体重が減るとすぐにバテてしまうというように、増えることも減ることもデメリットが存在するのですが、より悪いのは減る方でした。  これは競走馬がアスリートとして考えたときに、筋肉量が減っている可能性がある馬体減のほうがデメリットとして大きいからでしょう。 「馬体は増えるよりも減るほうが良くない」これを頭に入れておきましょう。
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体重の増減による危険なサイン
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各種メディアで活躍中の競馬予想家。新刊『安井式上がりXハロン攻略法(秀和システム)』が11月15日に発売された。『競走馬の適性を5つに分けて激走を見抜く! 脚質ギアファイブ(ガイドワークス)』『超穴馬の激走を見抜く! 追走力必勝法(秀和システム)』、『安井式ラップキャラ(ベストセラーズ)』など多数の書籍を執筆。
Twitter:@RyotaYasui

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(秀和システム)


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