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プロゴルファーとアマチュアの最大の違いは「右ヒジの使い方」/三觜喜一

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数37万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
三觜喜一氏

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson21 上級者と初心者では大きな差が!「右腕の正しい使い方」とは?

【前回を参照】⇒Lesson20  さて、今回も正しいインパクトを身につけるための、重要なポイントを詳しく説明していくことにしましょう。インパクトを比較したとき、プロや上級者と初心者~中級者で大きな差があるのが、実は「右ヒジの使い方」なんです。  バックスイングからダウンスイングでは、右ヒジはずっと下を向いたままで、ヒジから先の前腕だけが旋回してインパクトに向かう。これがプロや上級者が行っている、右ヒジの正しい使い方です。  ところが、初心者~中級者は、上腕も含めた右腕全体を旋回させ、ねじるようにヘッドを無理やり返してインパクトしている人が大半。なぜ、このような差が出てしまうのでしょうか。

右ヒジが外側を向いていないかチェック

 その最大の原因は、アマチュアの多くはフェースを真っすぐ当てたい意識が強いからです。ダウンスイングからインパクトにかけて、早くフェースをスクエアに戻そうとするため、右腕全体でねじるようにヘッドを返す動きが出てしまうんです。 誰も知らなかったゴルフの真実 体の正面からスイング動画を撮影して、インパクトの形をチェックしてみてください。右ヒジが外側を向いて、右ワキがガバッと開いていたら、当てにいくインパクトになっている証拠。これでは真っすぐ当てることができたとしても、クラブを効率よく加速させられないので、ボールを遠くへ飛ばすことはできません。
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プロが必ずやっている”ヒジ下分離”とは?
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みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

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【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!

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