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サッカー日本代表、W杯「最終選考メンバー候補」にみる森保監督の悩み

W杯メンバー登録前の最後の代表戦

サッカー 森保監督

森保監督。本番直前なだけに柔軟な采配を期待したい

 11月21日に開幕するFIFAワールドカップ カタール2022。サッカー日本代表はドイツのデュッセルドルフで9月23日にUSA代表と、27日にエクアドル代表と親善試合を行う。本大会に出場できるメンバーを登録する期限が10月20日となっており、日本代表としてはその前に行える最後の活動となる。従って、今回のテーマは最終選考と言え、選手それぞれのパフォーマンスが注目される試合になるわけだ。  カタール行きの生き残りを懸けて争うことになる今回の招集メンバーは以下のとおりとなっている。 GK 川島永嗣(RCストラスブール/フランス) 権田修一(清水エスパルス) シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー) 谷晃生 (湘南ベルマーレ) DF 長友佑都(FC東京) 吉田麻也(シャルケ/ドイツ) 酒井宏樹(浦和レッズ) 谷口彰悟(川崎フロンターレ) 山根視来(川崎フロンターレ) 中山雄太(ハダースフィールド/イングランド) 冨安健洋(アーセナル/イングランド) 伊藤洋輝(VfBシュツットガルト/ドイツ) 瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス) MF/FW 原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ) 柴崎岳(レガネス/スペイン) 遠藤航(シュツットガルト /ドイツ) 伊東純也(スタッド・ランス/フランス) 南野拓実(モナコ/フランス) 古橋亨梧(セルティック/スコットランド) 守田英正(スポルティング/ポルトガル) 鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ) 相馬勇紀(名古屋グランパス) 三笘薫(ブライトン/イングランド) 前田大然(セルティック/スコットランド) 旗手怜央(セルティック/スコットランド) 堂安律(フライブルク/ドイツ) 上田綺世(セルクル・ブルッヘ/ベルギー) 田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ) 町野修斗(湘南ベルマーレ) 久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)

メンバー候補は33名に絞られた

 上記の選手ら以外にも有力候補がいる。ボルシア・メンヒェングラートバッハ所属のDF板倉滉とボーフム所属のFW浅野拓磨は、負傷のため今回の招集を見送られていた。2人とも膝を痛めているが、「本大会には戻ってこられ、選考対象になれる状態」と、森保一監督が明かした。どちらも新天地でレギュラーをつかみ躍動していただけに残念で、本大会までに復調することを祈るしかない。  有力候補はもうひとりいる。ヴィッセル神戸の大迫勇也だ。負傷をきっかけに調子を落としており、今回も招集を見送られてしまった。森保監督下の日本代表において実績は十分にあるので、こちらも復調すれば最終メンバーに選ばれる可能性は大いにある。  今回招集された30名に板倉、浅野、大迫の3名を加えた33名が、森保監督の頭にある最終候補選手となるだろう。登録できる人数は26名となっており、このなかから7名が落選することになる。
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スポーツライター。日本最大級だったサッカーの有料メディアを有するIT企業で、コンテンツ制作を行いスポーツ業界と関わり始める。そのなかで有名海外クラブとのビジネス立ち上げなどに関わる。その後サッカー専門誌「ストライカーDX」編集部を経て、独立。現在はサッカーを中心にスポーツコンテンツ制作に携わる
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