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ゴールデンボンバーが理想形!? BEYOOOOONDSが目指すグループの方向性

令和元年8月にメジャーデビューしてから、3周年を迎えたBEYOOOOONDS(ビヨーンズ)。「CHICA#TETSU」「雨ノ森 川海」「SeasoningS」の3つのユニットが合体した12名で構成され、「既成のアイドルの枠組みをビョ~ンと飛び越えていく」をコンセプトに誕生。モーニング娘。’22やアンジュルムなどが所属するハロー!プロジェクトのなかでも異彩を放つBEYOOOOONDSが、9月28日にセカンドアルバムをリリースした。今回は島倉りか、平井美葉の二人にグループの歩みを振り返ってもらいつつ、“唯一無二のステージ”とも評されるライブに対するこだわりや今後の野望まで語ってもらった。

コロナ禍で思い悩んだ時期も

BEYOOOOONDS

左から平井美葉、島倉りか

――ファーストシングルがオリコン週間1位を獲得して、20年以上続くハロプロの歴史で初の快挙を果たしました。しかしその後は、コロナ禍でライブが中止になったりと思うような活動ができずに悔しい思いもあったと思います。この3年で感じたことから教えてください。 平井 メジャーデビューしてからの1年はすごく忙しくて、「これがハロー!プロジェクトのアイドルのメジャーデビューなんだな」というふうに感じました。そこから2年目に入り、コロナ禍ではありましたけど「失速しないようにこのままの勢いで頑張るぞ」と思っていました。ただ、足止めを食らってしまったことも多かったです。3年間はとんとん拍子じゃなかったし、コロナ禍で思い悩んだ時期もありました。でも、そういう大変な時期も全員で乗り越えられたからこそ、今に繫がっているのかなとも思いますね。 島倉 そうだね。大きな仕事や節目を迎えるたびにメンバー同士の絆が深まっていて、仕事の面でもお互いに高め合える関係性になれたと思います。3年は一瞬のようにも感じるんですけど、あらためて振り返るとすごく濃い時間でした。 ――BEYOOOOONDSといえば、新曲の発売やツアーの発表などメンバーへのサプライズ報告が恒例となっていて。ファンの方は毎回楽しみにしている部分だと思うんですけど、さすがに本人たちはサプライズ疲れとかしてませんか? 島倉 メンバー内でも「今日もしかしたらサプライズがあるんじゃない?」みたいな話をすることはあるんですけど、全然当たらないんですよ(笑)。思いがけないタイミングで予想もしない報告とかあったりするので。今年のホールツアーや日本武道館での初単独ライブの発表はファンの方と同じぐらいの熱量で驚きましたし、嬉しいサプライズでした。 平井 そういうことがいつ来るかわからないグループだから、「対応できるように準備しておこう!」っていう気持ちは常にありますね。

武道館での初単独ライブは「夢みたいな公演だった」

――今年4月に行われた日本武道館での初単独ライブは、BEYOOOOONDSにとって念願の場所でもあったわけですよね。 島倉 そうですね。私たちは寸劇が多く含まれた楽曲があるので、ライブでは舞台のように見せるステージングが多いのですが、360度にファンの方がいるステージでライブをするのが初めてだったんです。だから、立ち位置や振り付けを覚えるのが必死でした。いざ本番を迎えて、BEYOOOOONDSとファンの方とで作り上げたあの空間は夢みたいな公演だったなって。 平井 ステージングをつけてくださった振付の先生も、武道館公演は初めてだったんですよ。だから360度のステージをどう見せるのが1番効果的なのかを先生と演出家の野沢トオルさんと私たちメンバーで、たくさん相談しながら作り上げたことも大きな意味を持ってました。実際に公演が終わり「燃え尽きちゃうのかな……」と心配していたけど、みんな「また次やりたい!」っていう気持ちに動いてました。 ――まだまだ満足はできないと。 平井 そうですね。もちろん4月に行った公演も自分たちのなかで1つの完成形です。だけど、もっと違う、もっと面白いものを届けたいっていう思いです。
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後輩グループの誕生を刺激に
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