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ゴールデンボンバーが理想形!? BEYOOOOONDSが目指すグループの方向性

アイドルよりはエンターテイナーとして

――BEYOOOOONDSのライブは寸劇があったり、初の武道館ライブではラストにその公演で披露した全曲の振り返りメドレーを披露したり、常に斬新な演出が盛り込まれています。ライブを自分たちの強みにしているという点において、どんな魅力があると思われていますか? 平井 今は秋ツアー『BEYOOOOO2NDS CONCERT TOUR ~天高く、ビヨ燃ゆる秋~』の真っ最中ですけど、演出が私たちも驚くぐらい斬新なんですよ。それを考えてくださる野沢さんは私たちを信頼して面白く演出してくださるし、それに必死に食らいついてくっていうのも素敵な関係だなって思うんです。 今までは、ハロー!プロジェクトコンサートで1、2曲だけ披露するっていう形だったので、本当の意味でBEYOOOOONDSの魅力っていうのは出しきれてなかったのかなというふうには感じるんです。私たちは、1時間半ぐらいの一つの作品を作り上げるという感覚なので、アイドルというよりはエンターテイナーとしてステージに立ってる感じがすごくします。それはこれからも貫いていきたいですし、BEYOOOOONDSの強みですって胸を張って言えるので。 ――毎回、新しいエンタメを作っているという意識なんですね。 島倉 はい。BEYOOOOONDSのライブでは最初に「BEYOOOOONDSのエンターテインメントショーをお楽しみください」って、アナウンスしてるんです。だから本当にショーをやっている気持ちですね。 ――過去のインタビューで、「ファンの人だけじゃなくて自分たちも飽きない工夫をしている」とメンバーたちが仰っていて。すごく大事な部分だなと感じました。 平井 そうですね。リハーサルとかもすごく楽しいんです。私たちが感じているこの楽しさをちゃんと皆さんにも届けたいっていう意識に変わりますね。 ――参考にしていたり、理想形のグループっているんですか? 島倉 常に奇想天外なことをするっていう意味では、ゴールデンボンバーさんですかね。以前にステージに出てきて8秒で終わるライブの映像を見たことがあるんです。BEYOOOOONDSも、単独ライブをやったときにラストの曲が終わってはけて、猛ダッシュで反対側の袖から「アンコールありがとう!」って言いながらステージに戻るっていう演出があって(笑)。そういうお笑いチックな部分は似てるのかなって思ってます。 平井 型破りっていう意味ではそうかも。それをやってる自分たちもどうなるかわからないから、いつもドキドキしてるんですけどね。初見だと大体ざわつくというか(笑)。 島倉 その反応も含めて楽しんでます(笑)

島倉と平井の普段の関係は?

――グループ内では、「りかみよ」コンビとしてプライベートでも仲が良いお二人ということで、どんな関係性なのか教えてください。 島倉 美葉はBEYOOOOONDSに欠かせない存在です。 平井 (恥ずかしがって)嬉しい。 島倉 同世代の女の子が12人も集まったら、仲が良いときもあれば関係がうまくいかないときもあるだろうなって結成当初は想像していたんです。でも、この3年間で仲が悪くなったことは一度もないんですよ。それは美葉の存在が大きいんです。オブラートに包んで言葉を発信するのが上手だから、メンバーのメンタルケアみたいなことをしてくれていて。私が大変だったときに連絡くれたり、お話を聞いてくれたりして、今では私のほうが懐いてます(笑) 平井 一番距離が縮まったのは、演劇女子部の「眠れる森のビヨ」という舞台でヒカル(平井)とヒマリ(島倉)を演じたことです。そのときに内容も濃かったのでたくさん話し合いましたし、すごく助けてもらったんですね。私が演じたヒカルは圧倒的にセリフの量が多くて、稽古の途中で泣き出して違う部屋に逃げちゃったんです。そのときにも最初に来て慰めてくれたり。私が優しくしてくれるって言ってくれますけど、それは優しくしたいと思える相手だから。そういう関係がすごく嬉しいなって思います。 ――二人で出掛けたりもするんですか? 平井 します。1年前に二人で、“夏休みの少年の一日”みたいな時間を過ごしたんです。まず森を散歩しに行って、そのあとに水鉄砲とか水風船を買ってお互いにかけ合って、最後に花火をしたりとか。あと、(島倉が)七輪を持ってるんですよ。 島倉 欲しくて。買いました。 平井 別の日ですけど、2人で七輪を囲んでバーベキューもしましたね。 ――今後やりたいことはあります? 島倉 釣りに行きたいね。 平井 私は曲作りが好きで、(島倉は)昭和歌謡が好きだったりするから、2人で歌い上げる系の曲を作りたいなって思ってます(笑) 島倉 釣りをしながら曲を作るっていうのは渋いよ。新しい(笑)
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グループが抱く今後の野望
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