更新日:2022年10月26日 10:49
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「全国旅行支援」の“攻略法”を現役ホテルマンが伝授。12500円プランは要注意

全国旅行支援の攻略法を現役ホテルマンが解説

全国旅行支援

写真はイメージ(Photo by Adobe Stock)

 全国観光振興事業として10月11日に開始した「全国旅行支援」。2年前の「GOTOトラベル」と似たようなキャンペーンかと思いきや、各都道府県や予約サイトによってルールが異なる点などを考えると、「似て非なるもの」と言っても過言ではない。  システムやルールが少々複雑で、特に「地域共通クーポン」については、10月23日現在、9日遅れてスタートした東京都では混乱を招いている。世間が戸惑っているなか、早めにこのキャンペーンの全貌を把握すれば、上手いことオトクに利用することができるだろう。  そこで今回は、現役ホテルマンに「全国旅行支援攻略法」を聞いた。

予約は早い方が良いが…

「昨日出勤しましたが、もうずっと電話が鳴っていましたよ」と語るのは、現役ホテルマンSさん。働いているのは地域で一番の高級ホテルということもあり、お年寄りからの問い合わせが多いという。  まずは全国旅行支援においての「予約のコツ」について話を聞いた。 「期間中ならいつまでも予約できるわけではなく、予約サイトによって国から振り分けられた割引予算が決まっています。その予算が終わったら終了となって、もちろん早いもの順です。だから予定が決まっているのなら少しでも早めに予約を取ってしまった方が良いです。ビジネスホテルなら1〜2日前までキャンセル料がかからないホテルも多いですからね。  それと、予約サイトによって予算が決まっているということは、例えば『楽天トラベルは終わったけど一休.comではまだ取れる』みたいなこともあり得ます。だから仮にいつも使っている予約サイトでの割引が終わっていたとしても、諦めずに他のサイトでも試してみるのもコツと言えるのではないでしょうか」  なお、予約サイトだけでなく、ホテルの公式サイトにも予算が振り分けられているとのこと。つまり全ての予約サイトで割引枠が終わっていたとしても、公式サイトのみ割引が適用されるケースもあるようだ。とにかく、面倒くさがらずに各サイトを調べてみることが、オトクに泊まれるコツのひとつである。
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12500円プランは要注意?
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Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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