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ガチャピン、南極に行くってよ!南極観測船「しらせ」が出港

「ガチャピン、こんどは南極に行くってよ!」 いま、こんなニュースがネットをザワつかせている。 一体何をしに行くのかといえば、「第64次南極地域観測隊」に参加するのである。

観測船「しらせ」が南極に向けて出港

去る11月11日、観測船「しらせ」が東京・青海の東京国際クルーズターミナルを出港した。ガチャピンが観測隊に合流するのは12月で、当日は見送りに訪れていた。
11月11日、「しらせ」を見送るガチャピン

11月11日、「しらせ」を見送るガチャピン

南極地域観測隊の派遣は、2022年で64回目。全長138メートルと巨大な「しらせ」は、約250人の乗組員や観測隊員を乗せ、オーストラリアを経由して南極に向かう。途中には「暴風圏」という荒狂う海があり、昭和基地に接岸するのは12月23日頃。その後、極寒の南極で、夏隊は2023年までの約4カ月、越冬隊は2024年3月までの約1年4カ月も観測を続ける。 今回、フジテレビの大塚隆広記者ら取材チームが南極観測隊に同行するため、12月にガチャピンが合流することになったわけだ。
しらせとフジテレビ取材チーム

南極観測船「しらせ」とフジテレビ取材チーム

南極の氷が溶け続けている

そんな命がけの南極観測を60年以上続けてきたのは、地球の環境変動についての調査・研究が一番の目的だ。特に現在、温暖化の影響で、南極の氷が減り続けていることが大問題となっている。 南極の氷が大量に溶ければ、海水面の上昇や気候変動が起こり、日本に住む私たちの日常にも甚大な影響が出てくるのだ。
11月13日、「しらせ」の甲板から見た夕日

11月13日、「しらせ」の甲板から見た夕日

ちなみに、ガチャピンはフジテレビ『イット!』のお天気キャスターとして、気象情報や地球環境問題を伝えてきた。「恐竜の子ども」であるガチャピンは、自身の先祖である恐竜たちがたどった歴史に思いを馳せており、地球環境の変化は人ごとではないと強い関心を持っているそうだ。ガチャピンもああ見えて、複雑な思いを背負って南極での取材に取り組むというわけか…。 「しらせ」や昭和基地から情報が届き次第、またお知らせしたい。 <文/日刊SPA!取材班>
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