わずか2か月で辞めた新入社員の怒り「1日14時間労働が15日続いて…」
人生には思わぬ事態が待ち受けていることもある。三橋大地さん(仮名・20代)は、当初の志望通りシステム開発会社に就職。しかし、結果的に彼は2か月も立たないうちに退職する決断をくだす。一体何があったのか。
「システム開発の部署を希望していたのですが、配属されたのは飲食店向けのPOSレジシステムの運用支援と保守の部署。POSレジシステムを購入したお客さんの店舗に出向いて正常に動くか管理し、お客さんからの質問に電話で答えることが主な業務でした」
希望の部署に配属されず、納得がいかない気持ちがあったため、研修が終わったあとに勇気を出して理由を上司に聞いてみた。
「上司にライトな感じで『開発をやりたい』と話すと、『動いているシステムをお客さんがどう使っているかを学んでほしい』と。言いくるめられたような気分でしたが、納得できる部分もあったので、我慢しました……」
根を張って働いていくことを決意をしたのもつかの間、GW明けから地獄のような日々が始まってしまう。
「先輩社員から突然『明日から12日間高崎に行くから用意しておいてよね』と言われて。新入社員ですし、拒否できるはずもなく、言われるがままについていきました」
そこで待っていたのは信じられない勤務実態だった。
「初日はPOSレジとサーバーの設置で終わったのですが、翌日から朝9時に現場に行き、システムの使い方を従業員に教えるわけです。従業員は朝番、中番、夜番に分かれていますけど、こちらはずっと現場にいなければならない。結局終わるのは23時ごろで……」
エンジニアとして入社したつもりが…
前日に「12日間の出張」を命じられてしまう
複数媒体で執筆中のサラリーマンライター。ファミレスでも美味しい鰻を出すライターを目指している。得意分野は社会、スポーツ、将棋など
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