3度の早期退職募集をスルーし、会社にしがみついた男の結果は? 年収900万円が600万に下がっても…――会社に残った人々のその後トップ3
早期退職やリストラに倒産……40代50代で人生が激変した人がいる。今回は早期退職や転職の道を選ばず、居心地が悪くても会社に残った人々のその後を取材し、反響の大きかった記事ベスト3を発表する。第1位はこちら!(集計期間は2019年1月~2022年12月まで。初公開2019年6月26日 記事は取材時の状況です)
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時代の変わり目に合わせるかのごとく、企業の“人切り”が急速に進む昨今。その犠牲になろうとしているのが45歳以上の会社員たちだ。「人生100年、70歳まで現役」が標準化されようとしている現代においてあまりに早いタイミングでの会社からの不要宣告をどう乗り切るべきなのか?
早期退職を決断する人もいれば、意地でも会社にしがみつこうとする人もいる。自動車部品メーカーに勤める板野章夫さん(仮名・53歳)もそのひとりだ。
「45歳を過ぎてから今まで3度の早期退職者の募集がありました。同僚は次々と辞めて同期は現在2割もいませんが、今もなんとか会社に残ることができています」
会社に残る理由、それは収入の問題だと板野さんは言い切る。
「通常よりも大幅に上乗せされた退職金は魅力ですが、あれは“毒まんじゅう”。目先の大金に釣られて会社を辞めて後悔する人は多いですし、『辞めなきゃよかった』と口にする元同僚もいました。
最盛期に900万円もらっていた年収が600万円台まで下がりましたが、それでも大したスキルのない自分が会社に残る決断をしたことは間違っていないと言えます!」
会社にしがみついた男の生存戦略
年収900万円が600万に下がっても…
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