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「整形したい」と言い出した中1の娘に何と言えばいい? 塾経営の笑い飯・哲夫の意外な答え/がんばらない教育

芸人として活躍しながら、小・中学生向けの補修塾を経営する笑い飯の哲夫。そんな彼が子どもの教育に悩む親たちの相談に答えた週刊SPA!の連載が『がんばらない教育』という一冊の単行本になって12月22日に発売!
がんばらない教育

『がんばらない教育』(扶桑社刊)は12月22日発売

発売を記念して、子どもの教育に悩む親たちからの相談に答えていく本書の一部を特別公開! (初公開2023年6月10日の再配信)
哲夫

笑い飯・哲夫

娘が鼻を整形したいと言い出しました

相談者◉44歳男性・会社員(妻、娘12歳)
女性 悩み

※写真はイメージです(以下同)

 春から中学に進学した娘が、美容整形に興味津々です。先日誕生日だったので何が欲しいかと聞いたら「永久脱毛」と言われました。さらに、日々SNSできれいに加工された女のコたちの写真ばかり見ているからか、鼻の形がブスだから整形したいとスマホで調べまくっています。 「親からもらった体なのに」といった考えはありませんし、どうしてもコンプレックスがあるなら、成人して自分でお金を貯めてやるなら好きにすればいいと思います。しかし、10代前半から(むしろ思春期のこの年齢だからこそ興味を持ってしまうのかもしれませんが)容姿のことが最優先になってしまう娘の志向が心配です。

哲夫のアンサー

病院 10代前半の女のコが美に興味を持つのは正常な営みでしょうから、その点はご安心ください。個人的な標語では、整形より化粧のほうがお得でもっとかわいくなれるよ、というものがあります。  白ご飯は白ご飯のままだからおいしい卵かけご飯にもなるし、おいしいカレーライスにもなります。白ご飯が白の金平糖になってしまったら、卵かけご飯にもカレーライスにもなりません。  この例えが正しいかどうかはあずかり知りませんが、原形はそのままで塗るものや塗り方を変えるほうが、味わい方が増えると思うのです。つまり、一時的に化ける美学です。
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化粧なら、次の流行りに移行できる
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’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数

がんばらない教育

格安補習塾を経営する哲夫による画期的な子育て論


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