更新日:2024年01月31日 19:25
ライフ

「なんで弟や妹にだけ甘いの?」13歳長男が不満を訴え…悩む親に笑い飯・哲夫がズバリ回答/がんばらない教育

芸人として活躍しながら、小・中学生向けの補修塾を経営する笑い飯の哲夫。子どもの教育に悩む親たちからの相談に答えていく。(著書『がんばらない教育』より。初公開2023年7月4日の再配信)

下の子に甘いのを長男が不満に思っています

相談者◉44歳女性・パート(夫、長男13歳、次男7歳、長女6歳)
親子

※写真はイメージです(以下同)

 春から中学生になった長男は、年の離れた弟と妹の面倒を見てくれる、責任感のある子に育ちました。  しかし不満はいろいろとあるようで、最近も「食べ物を残すなとか、野菜をちゃんと食べろとかいうのを僕は守ってきたけど、弟や妹が野菜を食べずにおやつを食べててもお母さんは叱らない」「自分が小学生のときはゲームの時間に厳しかったのに、弟が約束の時間を超えてゲームをしていても注意しない」と訴えられました。  長男を育てる中で、厳しくしすぎても親子ともども疲弊してしまうと気づき、下の子たちはある程度放任で育てることにしたのですが、そのことを長男には何と説明したらいいでしょうか。

哲夫のアンサー

兄弟 小学校で分数を教えることの意義にいつも感心させられます。また、そんな学習指導要領に感謝しています。分数の感覚を身につけているのといないのとでは、人生の楽しみ方が大きく変わると思うのです。  野球の打者に期待するのもそうですし、駅の大便用トイレが一つだけ空いていた時も、瞬時に分数を頭に浮かべてありがたみを噛み締めています。公益ギャンブルなども、まさに分数の楽しみではないでしょうか。  出会いもそうですよね。地球上にこんなにたくさん人がいて、いったい何分の一の確率で出会ったんだろうと思いますよね。受精にしてもそうです。精子と卵子の途方もない分母の上に分子が成り立っています。
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ぜひ長男に弟や妹の躾を手伝ってもらいましょう
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’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数

がんばらない教育

格安補習塾を経営する哲夫による画期的な子育て論


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