約束の「猫の世話」をしない8歳娘。「動物を飼う責任をわかってもらうには…」悩む親に笑い飯・哲夫がズバリ回答/がんばらない教育
芸人として活躍しながら、小・中学生向けの補修塾を経営する笑い飯の哲夫。子どもの教育に悩む親たちからの相談に答えていく。(著書『がんばらない教育』より。初公開2023年の再配信)
相談者◉40歳女性・会社員(夫、長女8歳)
どうしても猫が飼いたいという娘のために保護猫を引き取って飼いはじめて半年になります。飼うときに、自分で飼いたいと言ったのだから、トイレ掃除は娘がやると約束したのですが、ちゃんとやっていたのは最初の3か月ほどで、その後はすっかり親任せになっています。
かわいがりたいときだけかわいがっている状態で、トイレ掃除は臭いからと嫌がっています。最初は「あなたが掃除をしないなら誰もやらないよ」と放置したこともあったのですが、猫がかわいそうだし、トイレ以外の場所で粗相をされても困るので結局私が掃除をしています。
動物を飼育することは責任を伴うことなのだとわかってもらうにはどうしたらいいでしょうか。
これは、ペットを飼う家のほとんどが直面する問題ではないでしょうか。そしていつも最終的に、飼いたいと言いだしていない身内の人が世話をするようになるんですよね。
また、その身内の人になぜ世話をするのかと聞いてみると、必ず、かわいそうだからと返ってくるんです。
猫は動物ですから感情の持ち主だと思いますが、そこに大きな論点があると考えられます。もし、娘さんが飼ってほしいのが猫ではなく、バイクだったらどうなっていたでしょうか。
娘が猫のトイレ掃除をしてくれない
哲夫のアンサー
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’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数
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