“スマホ猫背”のケアは首回りだけでは足りない。毎日簡単「伸展エクササイズ」
こんにちは、柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。スポーツクラブでインストラクターとして指導をしながら、医療国家資格である柔道整復師の知識を生かして身体機能の改善からダイエットまで、フリーランスのパーソナルトレーナーとしても活動しています。
スマートフォンが普及して手放せなくなった今、それに伴って体が悲鳴をあげてしまうケースが増えています。我々トレーナーに多くの相談が寄せられるのが、「猫背」の問題です。今回は、スマホの影響で起こってしまった「スマホ猫背」を改善するためのエクササイズをご紹介します。
毎日のスマホ操作で症状が出るのは首回りが多く、そのあたりを揉みほぐしたり、運動したりする人が多いです。もちろん首回りも大切ですが、じつはこれだけでは解決しません。
スマホの操作をする際は、必ずスマホを握り、肘が曲がって、腕が体の前にある状態がセットになります。首への負担は、これらの関節にも力が入った状態で起こっているため、首以外の関係している関節にもフォローアップしてあげる必要があるのです。
私たちは地球上で生活する上で、重力を受け続けています。重力に負けないように体を保つために、関節を伸ばす筋肉たちを多く働かせています。しかし、スマホを操作する際には背骨、肩、肘、手首、指の関節は全て曲がった状態のため、例え微量なストレスでも日々積み重ねることで大きな影響になるわけです。
スマホ操作に関わる関節が全て曲がってしまっているため、これを改善するためにはシンプルに関節を全て伸ばす運動がおすすめです。今回は手指と手首、肘と肩をそれぞれ伸ばす運動をご紹介します。
A.指先エクササイズ
①:手首を反りながらゆっくりと指を伸ばします。この時に指の間も目一杯広げられるといいでしょう。
②:手首を軽く曲げながら指を曲げてグーにしていきます。握る力はそれほど強くしません。
③:この後①と②を繰り返します。
※10回2セット/1日
B.腕エクササイズ
①:手首を反ったまま指を開いて肘を伸ばします。
②:背骨を少しずつ反らしながら両腕をお尻の後ろまで振ります。
③:今度は万歳をするように腕を上げて頭の後ろまでゆっくりと振ります。
④:②と③を繰り返すようにゆっくりと上と下に振っていきます。
※10回2セット/1日
これからの時代は、スマホを手放すことは現実的に難しいでしょうが、それに合わせて我々の体にも負担がかかり続けます。上手に付き合っていくためにも“リカバリー”の習慣もつけましょう。
<文/ヒラガコージ>
柔道整復師/パーソナルトレーナー。スポーツクラブでインストラクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中。公式「Amebaブログ」更新中
スマホ猫背の改善は、首のケアだけでは足りない!?
曲がった関節を全て伸ばそう
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