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中島健人、BTSを見て「感動と同時に悔しさがありました」“意外な友人”との会話で得た気づき

 アイドルとしての顔だけでなく、俳優としての顔も併せ持つSexy Zoneの中島健人。無類の映画好きであり、間もなく第96回授賞式が開催されるアカデミー賞では、現地のレッドカーペットリポーターを過去2度務めた経験も。中島の人生を激変させたアカデミー賞との出合いを振り返った。

一番体が動く30歳を節目に、やりたいことを全部やるつもり

中島健人「夢が全然違うものになっちゃったんですよ、アカデミー賞のせいで(笑)。昔はグループでデビューという“最強の夢”を叶えたら終わりだと思っていました。でも、世界を見た今、すべての感覚が変わったのは事実。一番体が動く30歳を節目に、やりたいことを全部やるつもりです。人生の幅を広げてくれたアカデミー賞には感謝しています」  3月でグループを卒業する中島は、国外を視野にソロ活動を展開したいと目を輝かせる。 「’17年にBTSがビルボード・ミュージック・アワードで受賞したとき、感動と同時に悔しさがありました。自分が供給したいことと、周りが求めるニーズとの差をどう埋めるべきか悩むなか、『パラサイト 半地下の家族』のオスカー受賞を目の前で見て、刺激されました。グループと自分のことを考え抜いた結果が今回の答えです」

最近は「逆に世界を目指さない」を意識

 新たな一歩を踏み出すうえで、掲げていることがあるという。 「YOASOBIのAyaseとめちゃくちゃ仲が良くていつも相談をしていますが、この前も『インターナショナルにいきたいならグローバルを狙っちゃダメ。まずは日本を極めよう』と言いながら2人で焼き肉を食べていました(笑)。是枝裕和監督も国内エンタメの充実が国外に繋がるとおっしゃっていたので、最近は『逆に世界を目指さない』を意識しています」  今後の10年では、新境地を切り開いていきたいと意気込む。 「ディカプリオでもアカデミー賞を受賞するのにあれだけ年数がかかったので、“男の本番”は40代以降なのかなと。一度しかない人生で日本人が見たことのないものを達成したいですね。いまや何でもありの時代なので、フレキシブルに対応しつつ、破壊と再生をしながら映画みたいな人生を送りたいです」  無限の可能性を秘めた中島の“第二章”はこれから始まる。 【中島健人】 ’11年に「Sexy Zone」としてデビュー。’24年はHuluオリジナル『Concordia』で海外ドラマ初出演。3月11日放送『生中継!第96回アカデミー賞授賞式』にはスタジオゲストで出演。’20年から5年連続の登場となる。映画情報番組『中島健人の今、映画について知りたいコト。』(WOWOW)では、著名な映画人に英語で取材する一幕も 撮影/江森康之 取材・文/志村昌美 ヘアメイク/石津千恵 スタイリング/渡邊奈央(Creative GUILD) 衣装協力/LAD MUSICIAN HARAJUKU
映画宣伝マンを経てライターに転向し、海外ニュースや映画紹介、インタビューなどを中心に執筆。Twitter(@masamino_19
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