「汚い、臭い、給料安い、残業してなんぼじゃ若い人は来ない」従業員を10倍超に増加させた工場の“超放任主義”――大反響トップ10
反響の大きかった2023年の記事からジャンル別にトップ10を発表してきた。今回は集計の締切後に、実は大反響だった記事に注目。年間ランキングで忘れられがちな11月12月に公開した社会経済ニュース記事から選ばれた、第8位はこちら!(集計期間は2023年11月~2024年1月。初公開2023年11月1日 記事は取材時の状況)
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自己中心的な振る舞いで会社に迷惑をかける、効率重視に周囲を巻き込むetc. ――若手世代に潜むモンスター社員により、職場の社員全員が大迷惑を被るはめに……。そんな彼らの撃退法を聞いた!
若い世代のモンスター社員に対して、「そのままにしておくべきなんじゃない(笑)」と持論を語るのは、“フラットすぎる”会社経営で売り上げを20倍に伸ばす手腕を見せ、岐阜の風雲児と呼ばれるプリント加工会社「坂口捺染」の社長・坂口輝光氏だ。
「そもそも、俺は、『若いからこう』『年上だからこう』と、年齡によって対応を変えたことはないです。社長だけど、目線は一緒になって会話する。誰かをえこひいきすることなく、風通しの良い雰囲気をつくってあげたい」
「会社は人がすべて」と、徹底した“従業員第一主義”を貫く坂口社長。その結果、岐阜市の奥という閑散とした地域ながら、従業員を10倍超も増加させた。下は10代、上は70代と、さまざまな年齢層の従業員がここに入社したのだ。
「工場って、以前は『汚い、臭い、給料安い、残業してなんぼ』みたいな風潮がありました。それだと、若い人も働きたいと当然思わない。だから、これまで4億円かけて弊社工場をイチからリノベーション。
狭かった通路幅を4倍にして、エアコンが効くように断熱材を総入れ替えしたし、休憩室も綺麗にした。ついでに惰性だった朝のラジオ体操もやめて『朝ヨガ』に変更したら好評でした」
売り上げを20倍に伸ばした風雲児社長の考え
坂口社長が貫く徹底した“従業員第一主義”
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