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“社名で選んだ”新入社員の末路。親から会社に「休みます」と連絡、退職理由にア然

 新入社員もそろそろ会社に慣れてきたころかもしれない。研修期間も終え、いよいよ社会人としての第一歩を踏み出す。  そんななかで、すぐに辞めてしまう新入社員がいる。今回は、思わず“そんな理由で辞めるの?”と耳を疑うような2人のエピソードを紹介する。

入社式で一際目立つ“キラキラ女子”な新入社員

新入社員

※写真はイメージです。以下同

 入社式で一際目立つ存在だった新入社員のT。販売スタッフは店頭に立つ必要があることから、彼女は「いかにもうちの会社が好みそうな容姿と振る舞いだった」そうだ。  採用面接も担当している佐藤陽子さん(仮名・50代)は、俗にいう“キラキラ女子”を要注意人物としてチェックしていたという。 「Tは、まさしくキラキラ女子そのものでした。入社式の後にグループワークが実施されるのですが、私はオブザーバーとして30名弱の新卒社員を俯瞰して見ていたんです」  そんななか、Tが突然泣き出すという衝撃的な出来事があった。 「私、いろいろと不安で不安で。皆さんが素晴らしすぎて、こんな私ができるかなって……」  Tの姿を見て「みんな一緒だよ」「大丈夫、できてるよ」とほかの新入社員が励ましはじめたのだが、佐藤さんは「Tが承認欲求を満たしている状況に見えて、“嫌な予感”が一気に膨れ上がった」と話す。  3日間の研修後は店舗配属の初日なのだが、佐藤さんの“嫌な予感”が的中する。

「本社でデスクワークがしたいんです!」と主張

「配属先の店長から『Tさんは、お腹が痛いとずっと休憩していたので早退してもらいました』と報告がありました」  初日の緊張からくるものだろうと佐藤さんは思ったのだが、翌日も同様のことが起こったという。 「3日目には、Tの母親から『体調不良で休みます』と電話があり、この時点で“仕事したくない病”だと直感しましたよ」  そして、再びTが店頭で泣き出すという事件が……。 「同期の子はいろいろ仕事をしているのに、私はまだ何もできていないのがツラい」という理由だった。困り果てた店長が、現状ではTに仕事を任せられないと、佐藤さんにTと面談してほしいと懇願してきたそうだ。 「面談でも『私は、本社でデスクワークがしたいんです』と泣き出したんです。ただ、店舗勤務の経験無くして本社勤務はできないので、『まずは一歩ずつ進んでいくことが大事』と言っても『そうですよね〜』としか答えません。何かアドバイスをしても『でも〜、私は〜』とダラダラ返す。2時間ぐらい続けたのですが、時間のムダでしかありませんでした」
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おしゃべりなのに「いらっしゃいませ」が言えない
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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