仕事ができない上司でも新人OLをオトせる
’12年の新入社員が入ってきて数か月、「自分には手が届かない」とあきらめている人も多かろう。だが、その生態をしっかり把握して臨めば、’12年女子も陥落できるはず!
◆「仕事よりも家族を大切に」社員を気遣う姿に胸キュン
滝本絵梨さん(仮名)23歳・中堅商社
なかなかホンネが見えないだけに口説くのも一苦労な新人OLだが、実はこんな飛び道具も。
「研修中に地震が来ると、社員の家族まで心配してくれる上司(36歳)の頼れる姿に惹かれちゃいました」と語るのは滝本さん。
「研修の指導係だった上司は、携帯電話の地震速報が鳴るとすぐに『実家が震源地に近いヤツは、家族に電話をしてやれ』『親が心配するから連絡を』と私たちの家族の心配までしてくれたんです。私の出身は宮城県で、実家も震災の被害が大きかった。去年の震災では家族の大切さを再認識しました。私だけが上京して就職をしたので、地元に残してきた家族が気がかりで心残りでもあるんです」
いまだに、震災の不安と新社会人としての緊張の中で闘う滝本さんにとって、社員の家族までも気遣う上司の姿は何割も増して魅力的に見えたという。
「上司は地震に対してかなり敏感だったので、出身を聞いてみたら『山口県出身』と予想外の答え。他の先輩社員の話では、その上司はここ1年くらい地震酔いに悩まされ、仕事中もどこか上の空というほど震災がトラウマになっていたようなんです。都内で震度2くらいの地震でも、自分の安否を伝えて家族にも必ず連絡。放射能にも敏感で、すぐに自腹で放射能測定機を取り寄せたらしくて。会社に自分専用の非常袋も用意しているって噂。部署内では『あいつは病んでる』と陰で言われているみたいで……。ちょっとやりすぎな気もしますが、『仕事の面は何かあったら自分が責任を取るから、家族を一番に考えてあげてほしい』と言われると、純粋に『格好いい』って思えちゃうんです(笑)」
飲み会でも「家族の大切さ」「震災の備え」など熱く語る姿に本気で惚れ込み、気がつくと体の関係にまで発展したが……。
「好きでしょうがなくて、誘いにも乗ったのですが、まだ付き合うまで至っていません。理由を聞いても、『俺は部下はみんな家族同然だと思っているから』とはぐらかされる。でも、そのうち良い返事がもらえると期待しています」
仕事ができない&少々病んでいても「震災特需」でオトすという手もあるのだ!
モデル/佐藤あずさちゃん
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