梅雨に「ぎっくり腰」が増えるワケ。“突然の激しい痛み”を未然に防ぐ方法をプロが解説
柔道整復師のshuheiと申します。現在は表参道で整骨院を経営するかたわら、これまでトップアスリートやアーティストら5万人以上の施術を担当してきた経験をもとに、腰痛や肩こり、姿勢改善など多くの方にとって身近な健康に関する情報をSNSで発信しています。
春が何月までで夏が何月までかわからないぐらい気温や湿度の差の激しい昨今、実はこの時期にぎっくり腰が増えてます。
日本人の二大お悩みといえば肩こり、腰痛ですが、そのほとんどが大きな痛みはなく、ずっと重いとか、ダルイぐらいの違和感ぐらいです。そのため、大きな痛みや可動域制限がないとなかなか日常からケアしていない人もいるし、そもそも「何したらいいかわからないよー」という方も多いと思います。
しかし、実際、ぎっくり腰になって痛みが出てからだと仕事にも影響出るし、やはり一日中痛みに耐えるの自分が大変です。ぜひ最後まで読んで気象の変化にも耐えられる体を目指しましょう。
本人から許可をもらったので公表しますが、YouTube登録者40万人以上のファッションインフルエンサーのMBさんもこのコラムを書いている期間にぎっくり腰になり、僕が施術させていただきました。
施術後は改善を感じていましたが、そもそもMBさんもまったく体のケアしていないわけではありません。度重なる出張や生活習慣の乱れなどからぎっくり腰は発症することもあるので、「自分は大丈夫」と思っていても、ふとした瞬間に腰を痛める可能性が誰にでもあるのです。
特に梅雨時期は腰痛に注意が必要です。気象の問題、生活習慣、自律神経の乱れ、この3つが原因となるので、それぞれ解説していきたいと思います。
①気象の影響
僕は東京在住なので東京でお話すると、梅雨時期は最高気温30度以上、最低気温が20度前後と寒暖差がかなり大きいです。服装でいうと、一日外出るなら上着をもってでていき、昼は大汗かいて、夜は上着羽織るぐらいの寒暖差があり、しかもジメジメベタベタといった日が続いています。
そうなってくると、体調管理も難しく、耳の内耳で感じる三半規管も乱れます。すると、気圧変化により交感神経が活発になり、血管の収縮が起こって血流が悪くなり、筋肉にうまく酸素が回らず、筋緊張を起こし、結果的に腰痛に発展しやすくなります。
②生活習慣
これはシンプルな話ですが雨が降ると、運動習慣あるひとですら外でランニングできなくなり、筋トレの負荷をかけすぎると怪我リスクが増えます。特にリモートワークの方たちは座ってる時間も長く、普段から使ってない筋肉も多いため、血行不良を招きがちです。
③自律神経の乱れ
梅雨時期は雨や曇りの日が続き、太陽をみれる日が減り、日照時間が減少します。日照不足になると、人間の体内では体を落ち着かせるセロトニンの減少やビタミンD不足が生じます。
セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで、脳の興奮を鎮めて精神を安定させるため、その分泌が減少するとうつ症状を引き起こしやすくなるため気を付けたいところです。
熱くなってくると湯船につかる人も減り、シャワーばかりになるため、うまく自律神経の調整できなくなってしまうのです。どれかだけが原因になることもあれば、さまざまなきっかけが重なり、動けない腰痛になることもあるので、対策をお伝えします。
梅雨と腰痛と私
梅雨時期に腰痛が要注意なワケ
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柔道整復師(国家資格)。5万人以上の施術経験、大相撲、女子ゴルフ、ラグビー、アーティストライブサポートなどのトレーナーを担当。現在は表参道、上野で著名人来院多数の店舗を構え、温熱施術を中心とするベストリ式温熱整体を考案し、腰痛肩コリのみならず冷え性、睡眠障害、姿勢の調整をおこなっている
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