小学生がキャンプ場で無免許運転…。“信じられない言い訳”をする親に制裁を与えた結果
キャンプのハイシーズンである夏が終わったが、気温も落ち着いた秋のキャンプも非常に人気が高い。ただ、秋キャンプ好きのキャンパーたちを悩ませる迷惑客も多くいるようだ。
山梨県でキャンプ場を経営するAさんに話を聞いた。Aさんは以前、キャンプ場内の清掃中にとんでもない客に遭遇したという。
「ある日、夕方頃に場内清掃をしていたら、ものすごくゆっくり車が走って来ました。やけに慎重だなぁって思って運転席を見たら、なんと小学生くらいの子供が運転していたんです。助手席にはお父さんがいたんですが、運転しているのは明らかに子供。『さすがにこれはアカン!』と思って、声をかけて車を停めてもらいました」
車を停めたのは、もちろん親に注意するためだ。Aさんが運転席を覗き込むと小学6年生くらいの男のコが緊張した顔で座っており、「免許もってないよね?」と聞くと、強ばった顔で頷いたという。そこで助手席に座る親に注意したところ、思いもよらない反撃を喰らうことに……。
「子供に車を運転させるなんて言語道断。無免許運転だし、事故を起こしたらどうするんだと。ちょっと強い口調でお父さんを叱ったのですが、返ってきたのは『ここは私有地だから免許いらないでしょ? 何か起きないように隣にいるわけじゃないか』と逆ギレされました」
逆ギレをする親に対して怒り心頭のAさんは、その場で出禁宣告をすることにした。
「もう、開いた口がふさがらないですよ。ものすごい剣幕でまくし立ててきて、悪いのは明らかに向こうじゃないですか。私もあんまりにも腹が立ったので、『あなたがやっていることは明らかに危険行為だし、私のキャンプ場では無免許の子供に運転させるなんてことは許さない。お金は返すからすぐに撤収して出て行ってくれ』と言いました」
Aさんが退場を申し渡すと、男性は「約款の何を根拠に出て行けって言うんだ!」「謝罪すればいいだろ!」などとわめき散らして抵抗したが、Aさんは毅然とした態度で「退場してください。もし、退場しないなら警察を呼びます」と言い、この迷惑客一家を追い出したという。
キャンプ場内に現れた車の“まさかの運転手”
その場で出禁宣告をすることに
グルメ、カルチャー、ギャンブルまで、面白いと思ったらとことん突っ走って取材するフットワークの軽さが売り。業界紙、週刊誌を経て、気がつけば今に至る40代ライター
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